疑問解決! つながるコラム

樹木が人間よりもずっと長生きなのはどうして?

2009.04.28 TUE


明日、4月29日は「昭和の日」。ですが「あれ? みどりの日じゃなかったの?」という人も多いのでは? 「みどりの日」は2007年より5月4日に移動しました
もうすぐ待ちに待った連休。5月4日は「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む日」として定められたみどりの日。自然に触れていると空気もおいしく感じられて、なんだか癒やされますよね。

世界遺産として有名な屋久島の縄文杉は、推定樹齢が7200年(社団法人 屋久島観光協会ウェブサイトより)! どうして樹木はそんなに長生きするのでしょうか?

世界最古の生きた樹木が発見 なぜ植物は長生きできるの? (2008年6月5日号)
[「樹木の場合、生きているのは根や葉、表皮などの一部だけで、他のほとんどの部分はすでに死んでいる細胞なんです。死んだ細胞の外側に新しくできた細胞が付け加わっていくという形で成長しているんですね。つまり、樹木は死んでしまった古い細胞を、木を支えるための柱として利用し、幹を上へ上へと伸ばしているというわけです」(『植物はなぜ5000年も生きるのか』著者・鈴木英治さん)]

成長途中で虫に食われたり、台風で倒されたりと寿命まで生きられる樹木はめったにないのだとか。そのため、幹が硬くて耐久性があり、樹脂に虫が嫌う成分が含まれている針葉樹は長生きをしやすいそうです。さらに、標高が高いなど生育条件が厳しい環境で育つ樹木は成長がゆっくり進むので、数千年生きることも。

長生きといえば、テレビで長寿のおじいちゃんが「長生きの秘訣は盆栽」なんて答えているのを見たことがありますが、盆栽って一体何が楽しいんですかね?

ココロを「無」にできる!? 盆栽の魅力を探ってみた(2007年9月20日号)
[「そりゃ、おめぇ、盆栽は自然の木に人間の美意識を入れて縮小させたものよ。つまり、盆のなかには木の人生がある。盆栽をやる人間は、盆のなかで自然と対決するんだ。しかも、木は育つから完成はない。盆栽ってのは、生きた芸術なんだな」(埼玉県さいたま市の「盆栽村」のおっちゃん)]

盆栽もなかなか奥が深かったのですね。嫌なことがあっても、盆栽をいじっているときだけは「無」になれるとか。ストレス社会に生きるR25世代におすすめの趣味なのかもしれません。

それにしても人間って、緑に癒やされることが多いことに気づかされます。でも都内だと緑に触れる機会は少なく、道沿いに植えられている街路樹くらい! そもそも街路樹って何のために植えられたの?

1200年以上の歴史を誇る街路樹のルーツをひもとけば…(2009年3月19日号)
[歴史をひもとくと、奈良時代にまでさかのぼる。奈良文化財研究所の千田剛道さんによれば、日本最古の歌集『万葉集』には平城京内に柳や橘が植えられていたとわかる歌があるそう。また、795年には旅人の安全、快適な交通を確保するため、七街道に果樹並木を植える太政官符が発布された。]

なんと当時は食用だったそうですよ。街路樹になった果実が旅人の疲れを癒やしていたんだとか。現代では90年代以降に舗道の歩きやすさや日常空間の緑化を求める声が高まり、街路樹の本数はずっと右肩上がりで増えているそうです。

いつの時代も、ボクたち人間にとって大切な樹木。連休に備えて、オフィスの観葉植物にしっかり水をあげておかなきゃ!

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