“グーグルOS”の登場で新時代到来?

IT覇権争いの行方をOSが左右するワケは?

2009.09.10 THU


10月にリリースされる、ウィンドウズの新バージョン「ウィンドウズ7」をはじめ、アップルの最新OS「スノー・レパード」や、グーグルが近々リリースするらしい無料の「クロームOS」など。最近のIT界で、話題に上る機会が多いのがPCのOS。いまだ詳細な情報公開のないクロームOSに関しては「登場したらマイクロソフトが崩壊する!?」なんて憶測も飛んでいるわけだが。そもそも、PCのOSって、なぜそこまで重要な存在となっているんだと思います? PCに必須の存在なのは知っていても、なぜOSが必須なのかについて説明できる人って意外と少ないのでは?? というわけで以下解説。

簡単に言うと。現代のPC用OSが担っている主な役割は、(1)「開く」「保存」といったファイル操作など、各アプリケーションに共通するプログラムの基本パーツの提供、(2)PC本体を含む、様々なハードウェアとアプリとの連携の仲介、(3)複数のアプリを同時に使えるよう管理すること、の3つ。このうち、特に重要なのが(1)と(2)の部分だ。もしOSが基本パーツの提供やハードウェアとの仲介をしなければ、アプリの開発コストがグンと跳ね上がるだけでなく、たとえば「起動」という操作ひとつとっても、アプリごとに全然違うといった面倒な状態になりかねない。たとえばウィンドウズ対応なら、どのメーカーのPCでもアプリや周辺機器を同じように操作できるのは、OSが間に入っているからなのだ。

だからこそ、その影響力は絶大。マイクロソフトが現在の隆盛を得たのも、PCの要となるOSを握っているからなのだが。最近では、アプリケーション類をネット上に置く「クラウド・コンピューティング」の発想にもとづき、これまでのOSが担ってきた役割をネット上に移行させよう、という動きも出ている。どうやら、クロームOSがその先陣を切るらしい。というわけで、その形態から大きく変わる可能性もあるOS。来年に向け、さらにアツい展開が待っていそうだ。


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