サラリーマン税金探偵団

第2回 得する「年末調整」のいろは

2009.12.14 MON

サラリーマン税金探偵団


「年末調整」ってナンのためにあるんだ?



毎年、12月の給料って、いつもよりアップしていることが多い。ついついボーナス気分で使ってしまいがちだが、コレ、払いすぎた税金が戻ってきただけ! 前回のコラムで解説したように、毎月、給与から源泉徴収されている税金は、おおよその額。そこで、1年間の収入がきちんと決まる年末に計算し直し、税金を払いすぎていれば戻り、不足していれば追加で税金を払うことになる。これが「年末調整」の仕組みだ。

源泉徴収同様、「年末調整」も会社が手続きをしてくれるが、書類を提出する必要がある。「先月、総務部になんか書類を出したな~」って? そう。正確に言うと「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」だ。 コレ、いわば家族調査書のようなもので、何人家族がいて、どこに住んでいて、所得がどれぐらいといったことを自己申告する。この書類をもとに、扶養に入れられる親族の数が決まるわけだ。その他、民間の生命保険などに加入している場合は、「給与所得者の保険料控除申告書」も要提出。必要事項を記入し、保険会社から送られてくる控除証明書などとともに会社に提出すれば、生命保険料控除が受けられ、その分の税金が戻ってくる。

確定申告に比べたら、グーンとラクチンな作業のはずだが、「メンドーだから、名前と住所だけ書いて出しちゃったよ」という人もいるのでは? そんな人は、受けられる控除をみすみす逃してしまう恐れも。たとえば、「年金が一定額以下の両親に生活費を仕送りしていれば、扶養控除が認められるケースもある」(税理士の五島洋さん)という。

また、「扶養親族等の判定の時期等」はその年の12月31日時点で判断されるため、年内に子どもが産まれたら、出産日がいつであろうと扶養控除(38万円)が認められる。たとえば10月に子どもが産まれたら、会社に届けを出した10月から扶養控除が受けられるが、年末調整によって、1~9月に払いすぎた税金が戻るというわけだ。ということは大晦日に出産すれば、ミルク代や紙オムツ代はほとんどかかっていないのに税金を取り戻せる!…って、そんな計算して出産できるもんでもないが…。 あなたが支払っている税金について、知りたいことや疑問に思うことがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿ください。

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