25年間で約2万件も増加!

もしもアナタの両親が熟年離婚を切り出したら…

2009.12.17 THU



イラスト:藤田としお
「別れたい…」。彼女がいったら一大事。でも、親の口から飛び出したら、それどころの騒ぎじゃない! 厚生労働省が発表したデータによれば、2008年に婚姻から20年以上たつ夫婦が離婚した件数は3万8922件。85年時と比べて、なんと約2万件増なのだ。縁起でもないが、我々の両親が離婚する可能性もあるってこと。万が一、親に離婚を切り出されたら、どう対応すべき…? 大人力検定でおなじみの石原壮一郎さん、教えてください!

「親を一人の男性、女性と考えて接することです。駄々をこねたり、『いい年をして…』などといってはダメ。冷静にじっくりと話を聞いて、頭に血が上っているだけなのか本気なのかを確かめてください」

高ぶっている親の気持ちを静めるのが、子どもの役目だと石原さん。さらに「離婚のメリット、デメリットを客観的に意見し、決断は親同士にゆだねるべき」ともいう。

問題なのは、親が本気だったときだ。紙一枚とはいえ、結婚・離婚は法的な手続き。そこで今度は、両親の離婚の法的な影響を知るため、法律事務所アクティブイノベーションの中村穂積弁護士の元を訪ねました。

「注意すべきなのは、扶養と相続についてです。まず扶養ですが、親子は互いに扶養する義務を持ちます。ただ、配偶者も扶養義務を負うので、結婚しているあいだは、あまり問題化しません。しかし離婚すると、急きょ子どもの親に対する扶養義務が問題になることも。そして、もっともトラブルになりがちなのは相続。特に、離婚した親御さんが再婚して子どもができたケースです。親御さんが亡くなると、財産の半分は再婚相手が、残りの半分は自分を含めた子どもたちが相続することになります。分配の際にモメたり、突然知らない相手とやりとりしたり、精神的な負担が大きいと思いますよ」

とはいえ扶養と相続は、親が離婚しなくともいつかは考えなければいけない事柄。年末年始は、親子でそれぞれの将来を語り合ってみるかなぁ…。
(有馬ゆえ/ノオト)


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