自動車保険!ホントのところ

第10回 事故っちゃった!保険料はどうなるの?

2010.02.22 MON

自動車保険!ホントのところ

保険料の“等級”ってどんなシステム?



自動車保険はいざという時に損害をカバーしてくれるもの。当然、保険金を請求するのは事故発生時などになるわけですよね。でも、聞くところによると、事故を起こして保険を使うと、その後、保険料が高くなってしまうらしいんです。それには、どうやら“等級(ノンフリート等級)”という保険のシステムが関係しているんだとか。見積もりの時にも画面に出ていたけど、“等級”って何なの?

「等級とは、1~20に区分された割引割増制度のことです。契約時は6等級からのスタートになり、そこから1年間無事故で契約更新すると等級が1つ上がり、保険料が安くなります。逆に、事故を起こして保険適用すると、更新時に等級が3つ下がり、保険料も割増されるというシステムです」

教えてくれたのは三井ダイレクト損保の渡邉尚子さん。無事故なら安くなるなんて、なんだか特別扱いされているみたいでうれしいですね。でも、6等級から3等級に下がった場合って、どのくらい割増されるの?
※カウント事故 無事故で1つ上がるなど、更新時の等級の上下は各社共通。割引割増の比率は会社によって違うが、一度でも保険を適用すると、翌年度以降の保険料は割高になり、無事故の場合の保険料との差は歴然
「年齢条件によって差はありますが、6等級から3等級に下がると、20~30%くらい保険料が割増になります」(同)

なるほど。やっぱり事故を起こすとけっこう保険料が高くなってしまうんですね。でも、事故とはいっても、自分には過失がない場合もありますよね。例えば、ぶつけられたり、自然災害にあったり。そういう場合でも、等級って下がってしまうんですか?

「いいえ、事故によっては等級が下がらない場合もあります。人身傷害保険や搭乗者傷害保険だけ適用されるような事故の場合などは“ノーカウント事故”という扱いになり、事故として数えず、更新時に等級は上がります。また、車両保険事故で、落書きや盗難などは“等級すえおき事故”として、現在の等級と同じ等級が翌年も継続されます。ノーカウント事故や等級すえおき事故については、保険加入の際などにじっくり確認いただければと思います」(同)

保険金を受け取ったからといって、必ずしも等級が下がるってわけではないんですね。

“等級”について、少し理解できた気がします! 事故を起こすと、元の等級に戻るのも大変なんですね。等級を下げずに毎年更新できるよう、気をつけたいと思います!

カンタンにできる保険料を上げないワザ



等級の仕組みを知って分かったことは、等級を下げないためには事故を起こさないに限るということ。とはいえ、事故らないとも限らない。どうにか等級を下げない裏ワザなんてあったりしないものでしょうか。そこで、そんな裏ワザがあるのか、ファイナンシャルプランナーの清水香さんに聞いてみました。

「裏ワザらしい裏ワザはありませんが、小さな事故はあえて保険を使わず、等級を下げないという方法がありますが、そもそも何のための保険?となってしまうことにもなりかねないので、やはり事故を起こさないというのが一番ですね」

なるほど。ところで、等級って保険会社を変えたらリセットされてしまうんですか?
イラスト/コットンズ 保険会社を変更しても、現在の等級は引き継がれる。見積もりでも等級は反映される ので、ほかの会社の割引割増比率をチェックして、より保険料を抑えられる会社に乗り 換えるのもあり
「保険会社を変えても、等級は継続されます。ですので、『国内系からダイレクト系に乗り換えて保険料を節約したい!』ということも可能です。当然、契約内容を変えても等級は変わらないので、契約更新時にしっかり見直すことも大切です。年齢条件や、使わない特約をカットするなどの見直しで、さらに保険料は安く抑えられます」(同)

保険会社を変えても等級が変わらないなら、安心して保険の見直しができますね。
では、さらに翌年以降の保険料を抑える方法はありますか?

「やはり、一番のテクニックは“安全運転”です。無事故なら翌年の等級は下がらないし、ゴールド免許になれば、さらに割引になる会社もあります。ちなみに、安全運転とはもっともかけ離れた行為“飲酒運転”など、故意または極めて重大な過失によってで事故を起こした場合、損害賠償のほか、『刑事上の責任』『行政上の責任(免停など)』が発生します」(同)

やっぱり、なによりも“安全運転”を心がけることが、保険料を下げる第一歩ってことですね! 今回は、保険を契約してから
保険料を安く抑える方法を教えてもらいました。

とにかく大切なのは“安全運転”と“契約内容の見直し”。

その2つを意識するだけで、
“快適なドライブ”と“安い保険料”をゲットできるんですね。

これからは自分のためにも、お金のためにも、
しっかり安全運転を心がけようと思います!

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