”夜のホッと時間”のつくり方

「夜カジ族」のススメ/第8回 水回りのあの汚れを退治したい!

2010.04.12 MON

”夜のホッと時間”のつくり方

水回りの汚れをリセットする方法って?



掃除というと、ゴミを捨てたり、掃除機をかけたり…というのはオトコの目線。以前、1都3県に住む25~34歳の働く独身女性対象に実施した「オトコの家事」に関するアンケートでも、「ドン引きしてしまう独身男性の部屋はどんな部屋ですか?」という問いに対して、「台所など、水回りが汚い部屋はムリ」(33歳・埼玉県)、「汚れたトイレは使いたくない」(34歳・東京都)、「カビたお風呂場は見るのもイヤ」(27歳・千葉県)など、女子の目線が水回りに向いていることがわかっています。

とはいえ水回りって、基本的に一人暮らしでは自分しか使わないスペース。イマイチ気が回らなくて、気付くととんでもなく汚れていたりするんですよね。お風呂場の目地のカビなんかはその代表。『「ゆる家事」のすすめ』などの著書を持つ土田登志子さん、一体どう掃除すればいいでしょう?
カビてしまった目地にお酢をかけ、一晩放置! 朝起きたら、ちょっとしたカビ汚れはスッキリ落ちていました!
「夜お風呂に入った後、お風呂場の壁や床・浴槽を水で流して温度を下げ、石鹸カスなども残っていない状態に。それから黒くカビた目地やオレンジ色のカビに酢をまき、ティッシュをかぶせる“お酢湿布”で除菌・漂白をしましょう。朝起きてティッシュをとり、水で流せばキレイになっているはず。お酢でもとれない深刻なカビ汚れだった場合は、カビ用洗剤を使いましょう。ただし、お酢とカビ用洗剤が混ざると有毒ガスが発生してしまうので、絶対に同時に使わないこと!」

お風呂のカビに普通のお酢が効くとは驚き。価格的にも安いし、安全。これでキレイになれば言うことなしですね。では、気になる台所の排水溝の汚れはどうすれば? ヌルヌルになっちゃって、もう大変!

「排水溝のぬめりの正体は、腐った食べ物のカス。まずは酢をかけてニオイを取り、お湯をかけてから残った汚れをティッシュで拭き取りましょう。汚れがこびりついている場合は、ティッシュを巻いた割り箸でこするといいですよ」

専用の洗剤を買う必要はないのね! ティッシュも割り箸も、どこの家にもあるもの。これはすぐにでも手を付けられそうです。では水回りの大本命、トイレですが…。

「汚れが残りやすいのは、便器のふち裏。ブラシも届きにくいので、まずはトイレ用洗剤をかけて、トイレットペーパーをその上から詰めましょう。風呂場と同じように、洗剤が汚れに浸透するよう湿布するんです。30分ほどたったら、水と一緒にトイレットペーパーを流します。それだけでかなりの汚れは落ちますが、ブラシに直接洗剤を付けて細部をこすれば、見違えるほどキレイになりますよ!」

しつこい汚れには湿布! 勉強になりました。ただし、これはあくまで、どうしようもなく汚れてしまった場合のリセット法。汚れたらすぐ掃除する心がけがキレイを維持するキモですよ。

毎日の心がけで、汚れない水回りにチェンジ!



オトコはあまり気付かないけど、お風呂やトイレ、台所など水回りの汚れは意外と女子にチェックされているもの。でも、本格的に汚れてしまってから掃除すると結構面倒なんですよね。できれば、キレイな状態を長くキープさせたいのですが、どうすればいいのでしょうか? 生活コーディネーターの土田登志子さんに聞いてみました。

「カビにしろ、ぬめりにしろ、水回りの汚れの原因の多くは細菌によるものです。細菌が繁殖すると嫌なニオイがするので、ニオイが汚れの第一歩だと思って、におわない水回りを目指しましょう。例えばトイレの足元にマットを敷く人がいますが、きちんと1週間に一度洗濯していますか? 特に男性は尿が床に飛び散りやすいので、想像以上にマットが汚れています。思い切ってマットをはずした方が、ニオイを残さず清潔、という場合も。床に飛び散った尿は、そのままにしておくとニオイや汚れの原因に。トイレットペーパーを手に巻いて、そのつどふき取るように心がけましょう。汚したらそのままにしておかない習慣を身につけることが、水回りをキレイな状態に保つ方法です」

おしゃれのつもりで敷いていたマットがニオイの元だったとは…。きちんと洗濯する自信がないなら、はずしてしまう選択肢もアリかも。そしてにおうといえば、台所のシンク。排水溝の嫌なニオイはどうすれば?

「台所でニオイの元になるのは、生ゴミ。水分の残ったゴミはどんどん腐敗が進行し、ニオイが発生します。すぐに捨てることができない場合は、生ゴミを入れるゴミ袋の底に新聞紙や要らない紙を敷いて、水分を吸収させましょう。それだけでニオイはずいぶん抑えられます」

これなら簡単だから、ボクにもできそうです。そのワザ、いただき! では、お風呂場のカビはどうすれば抑えられる?
イラスト/コットンズ 換気扇は朝まで付けっぱなしにして、出勤するときにオフ。強力な換気扇なら、お風呂上がりの1~2時間付けるだけでほとんどの水分が飛ぶこともあるそう。時間は換気扇のタイプに合わせて調節を!
「カビは適度な温度と水分、エサがあれば増えていきます。お風呂に入った後の風呂場は、暖かく、水分があり、石鹸カスや垢などのエサも豊富。カビにとって最適なこの状況を一刻も早く壊すことが大事です。お風呂上がりにはシャンプーの泡が飛び散りやすい壁や、石鹸カスや垢が残りやすい風呂場の隅のほうをシャワーなどで流し、まずカビのエサをなくします。石鹸の成分を落としやすいぬるま湯で流した後、水で流せば、風呂場の温度も下がって一石二鳥。次に窓を開けるか換気扇をかけて、風呂場の温度を下げ、水分を飛ばしましょう。これでカビは発生しません」

カビ発生のメカニズムを知れば、カビ対策も納得です。温度・水分・エサを排除すればいいんですね。

トイレも台所も風呂場も、汚れがたまってからのお掃除はひと苦労。でも、毎日ほんの少し工夫するだけでその掃除がラクになるとしたら、絶対にその方が得策。いつ誰が来てもいいように、水回りをキレイに維持する努力を! 女子が来てから慌てて掃除するようじゃ、手遅れですよ。 女子は意外と気にしてる、水回りの汚れ。
この記事を読んで、「オレの部屋ってどうだっけ…?」
と気にしてくれたらうれしいです。

前編のリセットテクで一度キレイにしたら、
後編のキープテクでキレイな状態を維持したいもの。
ちなみに先生によると、後編のキープテクを心がけるだけで、
水回りの掃除らしい掃除はほとんど必要なくなるのだとか。
日ごろの心がけがいかに大事か、思い知らされますね。
ボクもがんばろうっと。

さて次回は最終回。家事マスター最終章に突入です。
どうぞお楽しみに!

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