万が一、住む所もなくなったら…

失業ピンチを乗り切る! 相談窓口&居候ノウハウ

2010.05.20 THU



写真提供/WWOOF
会社をクビになった。家も追い出された。お金もない。家族もいない…。そんなピンチなんて絶対ないよと言い切れないのが昨今の世のツライところ。では、やむにやまれぬ事情でそうなった場合、どうすればいいのか。

緊急避難先としてまず思いつくのが、友人宅に転がり込むという手。しかし、すぐに追い出されては路頭に迷う。世界各国の家庭を居候して回った体験を『世界のどこかで居候』(リトルモア)という本にまとめた中山茂大さんに、“居候ノウハウ”を聞いた。

「手土産を買っていくのは想像以上に有効。ほかに気をつけていたのは、家事などをできるだけ手伝う、気を使いすぎないなど。1泊2日ではお客さん、3日を過ぎて『いてもいなくてもどっちでもいい』と思われたらシメたものです」(中山さん)

とはいえ、ずっと居続けるわけにもいかない。生活の立て直しを図るために頼りになるのがお役所なのだ。たとえば、東京都では2008年から『TOKYOチャレンジネット』という相談窓口を設置している。

「これはネットカフェ難民などを含む、住居がない方へのサポート制度。仕事の紹介、賃貸物件情報の提供、無利子での資金貸し付けなどを行っています」(東京都福祉保健局生活支援課・松本功さん)

問い合わせ数は2年間で7000件以上。そのうち、4000人以上が就労に至った。

こうした駆け込み寺的存在のNPO団体も多数あるが、なかでもユニークなのはイギリス発祥のWWOOF(ウーフ)。有機農場で働く代わりに宿泊場所と食事を提供してくれるという世界的な取り組みだ。

「日本でも北海道から沖縄まで、350以上の農家や農家カフェがホスト(受け入れ側)登録しています。働き手であるウーファーの登録者数は現在約3000人。お金がなくても“やる気”があれば大丈夫です」(WWOOFジャパン・星野紀代子さん)

あくまで万が一の話だが、いざという時は友人、役所、NPO団体などに頼りつつ、次の一手を練ろうではないか。
(石原たきび)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト