解決! ネットトラブル対策室

第2回 ネットオークションで被害にあったら!?

2010.09.06 MON

解決! ネットトラブル対策室


オークション詐欺というのは、犯人を特定して捕まえるのが難しい、非常にやっかいな犯罪です。なんだか世知辛い感じはしますが、新規の取り引き相手は疑ってかかるのが賢明のようです

ネットオークションでトラブルにあったら!?



「ネットオークションで商品を落札し、代金を振り込んだのですが、いっこうに商品が送られてきません。どうすればよいのでしょうか?」

利用したことのある方はわかるでしょうが、ネットオークションというのは大変便利な仕組みです。その反面、個人間の取り引きが多いため、上記のようなトラブルも跡を絶たない模様。こうした被害にあったら、どんな手段をとればいいのでしょう?

弁護士ドットコム・山本尚宏さんによれば、「出品者の身元がわかるのであれば、電話やメール、あるいは内容証明郵便(いつ、誰が、誰に、どんな内容で出したのかを郵便局が公的に証明してくれる手紙)で商品の送付ないし返金の催促をしたり、場合によっては少額訴訟という簡易な裁判手続きで解決を図ることができます」とのこと。

しかし、問題は出品者の身元がわからないとき。すばりいうと、詐欺だった場合。オークション詐欺でよくあるのが、落札者に連絡先を伝えない、あるいはニセの連絡先を伝えておいて、お金が振り込まれた瞬間にアカウントを停止してドロン…というもの。こうなってしまうと、「現実的に解決は非常に困難」だそうです。

「アカウント(オークションID)を頼りにオークションの管理者に相談しようにも、たいていの詐欺業者はアカウントをころころ変えて出品しています。振込先の金融機関に問い合わせたり、警察に被害届を出したりしても、残念ながら身元の特定まで至ることはあまりありません」

オークション詐欺というのは、足がつきにくく、犯人を捕まえるのが難しい。オークションの補償制度を利用するという手もありますが、全額は戻ってきません。やはり、最初から引っかからないように注意したいところ。

「当たり前なんですけど、まず評価欄をよく見ておく。あんまり評価が少なかったり、マイナスの評価がついてる人は気をつけたほうがいいですね。それから出品者の住所や固定電話の番号がきちんと載っているか。あるいは、エスクローサービス(出品者と落札者の間に業者が入り、取り引きがきちんとなされることを確証する仕組み)の利用を検討してみましょう」

ネットオークションに慣れてくると、落札から入金の手続きをほいほいとってしまいがちです。でも、やっぱり顔の見えない相手との取り引きですから、お金を振り込む前に、いちおうは出品者を疑ってかかる、というのがトラブルを避ける有効な手段といえそうです。

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