身体にまつわる都市伝説

第22回 生理中は妊娠しないってホント?

2010.11.01 MON

身体にまつわる都市伝説


避妊は男の責任! そもそもコンドームには、HIVなど性感染症の感染を防ぐ目的もある。また、「体に悪いから…と、ピルの使用に反対する男性も多いですが、実際には月経血や疼痛を軽減する作用もあるんですよ」と生駒先生からアドバイスも 写真提供/PIXTA

知っておきたい女性の身体メカニズム



愛し合う男女がセックスに至るのは、とても健全なことだ。セックスは本来、子どもを作るための手段だが、人間は生物の中で唯一、“避妊”という手立てを編み出した。おかげで僕らは、存分に愛を確かめ合うことができるわけだ。

しかし男というのはどうしても、避妊について甘く考えがちな気がするのだが、皆さんはどうだろう。今日は安全日だから大丈夫…などと、一時の欲情を優先させてしまい、避妊を怠ったことはないだろうか!?

ところで、そういえば昔から、「生理中は妊娠しない」とよく耳にする。そもそも女性の生理とは、子宮からはがれた子宮内膜が、出血を伴って体外へと排出されるもの。受精卵が着床すべき子宮内膜が排出されている状態なわけだから、この期間中にかぎってはわざわざ避妊をする必要はない…というのがその根拠だが、真相はどうなのか。川島産婦人科医院の生駒美穂子先生に聞いてみた。

「生理中に妊娠することはまずありませんが、出血があるといっても、それが必ずしも生理であるとはかぎりません。排卵日出血の可能性もありますので、妊娠を望んでいないなら、やはり避妊は必要です」 排卵日出血とは、生理と生理の中間期に起こる不正出血のことだ。しかし一般的な男にとって、通常の生理との違いを見極めることはまず不可能。実際、生駒先生のクリニックにも、生理と勘違いして避妊を怠ったために妊娠してしまった患者からの相談が絶えないという。

生駒先生は、「女性が自ら主導権を握れる避妊法はピルしかないのが現状。ですからなおさら、男性側にももっと避妊についての正しい知識と理解が必要でしょう」と語る。そして、次のような警鐘も。

「避妊以前の問題として、生理中のセックスは避けるべき。というのも、子宮に雑菌やばい菌が入る原因となり、子宮内膜炎などの病気につながる可能性があるからです」

彼女の体を大切に考えているのなら、生理中のセックスは自粛した方がよさそうだ。 あなたが知っている体や健康にまつわる噂や風説は? 下のボタンから投稿ください。

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