知られざるあの仕事の報酬

第4回 探偵の報酬は?

2011.03.28 MON

知られざるあの仕事の報酬


TVドラマではおなじみの、探偵がブラインド越しに外の様子を探るシーン。探偵業にどっぷり浸かれば、日々当たり前の光景になるかも? 写真提供:Ushico / PIXTA

求ム、目立たない人。基本給18万ヨリ



TVドラマや映画の題材にもよく使われ、次々と難事件を解決していくイメージのある、探偵(調査員)というお仕事。だけど、現実の世界ではどんな業務をしており、どのくらいの報酬を受け取っているかなどはよく分からない。そこで、探偵業界大手のガルエージェンシーの探偵学校で調査員を養成している、久保田久幸氏に聞いてみた。まず探偵のお仕事には、どんなものがあるのでしょう?

「浮気調査や、素行調査が全体の約6割強を占めます。そして、消息のつかめない人を探す行方調査が約2割ほど。あとは、いじめの調査や、結婚詐欺の立証などもあります。また、最近多いのは盗聴器の発見依頼。装置が小型化したことで仕掛けやすくなり、不安に思う人が増えているのが理由のひとつでしょう」

ひとつの依頼にかかる調査時間はどのくらいなのでしょう?

「依頼により様々ですが、サラリーマンの素行調査なら、夕方の退社から深夜までの6時間が一般的。ケースによっては調査員を交代制にし、48時間にわたって調査することも。大変だった例では行方調査の依頼で、海外を転々とする人を8カ月かけて発見したこともありますよ」

なるほど。TVドラマで見るような、探偵が単身で敵地に乗り込んで、悪漢を相手に大活躍! ということもたまにはあるんですか? 「格闘アクションが必要な業務はまずないですね。通常の調査では数名の探偵がひとつのチームとなり、組織的に調査を行っていくので、1人で行動することもありません」

では探偵の報酬って、どのくらいなのでしょうか?

「探偵社の社員の報酬は経験にもよりますが、月給制で基本給が18万~30万円。調査手当などがプラス数万円、という社員が多いようです」

では時給に換算すると?

「仮に、平均的な社員の月収25万円を例に、1日8時間労働で22日働いたとすれば、約1420円です。しかし、探偵の仕事はいつ依頼が来るかも分からず、長時間の張り込みがああったりと勤務時間は不規則な面があるので、単純に時給は測れないですね。行方調査など、着手金に加えて発見したときの成功報酬を含めれば数十万円プラスされる仕事もあったりするので、時給で見れば、かなり割のいいときもありますよ」

スキルを積んで難しい依頼をこなせば、大きな追加報酬も夢ではないこの仕事。現在、日本には探偵がおよそ1万人いるといわれ、専門の養成学校もそろっているとのこと。未経験からでもスタートできる探偵業に足を踏み入れてみるのはいかが?  

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