身体にまつわる都市伝説

第41回 ご飯のおかわりはダイエットの敵なの?

2011.04.04 MON

身体にまつわる都市伝説


健康的にダイエットするためには、エネルギーの燃焼効率を高めるのが一番。炭水化物だけでなくビタミンB1を効果的に摂取できる白米を、ダイエットの敵と決め付けるのは早計かも! 写真提供/PIXTA

炭水化物を抜くと、代謝の低下に繋がる



やっぱり日本人だからなのか、ついついご飯が進んでしまうときがある。おかわりの手を止められないくらい白米を美味しく食べられるのは、至福のひと時といえる。

でも、ちょっと前に炭水化物を抜くダイエットが流行ったこともあり、ご飯を食べ過ぎると太ってしまうのではないかと、不安になるのも事実だ。そうでなくても、飲み過ぎや不摂生からお腹まわりが気になる今日このごろ…。体型維持に努めるなら、やはり炭水化物は避けた方が無難なのだろうか?

「いえ、安易に炭水化物を抜くのはよくありません。そもそも炭水化物を摂ると太りやすいと考えられるようになったのは、かつて『炭水化物は摂取後すぐにブドウ糖に形を変え、血糖値を上げるので太りやすい』という学説が発表されたためですが、糖質はやはりエネルギーを生み出す上で欠かせない栄養素でなんですよ」

そう語るのは、『なるほど!食の新常識』(トランスワールドジャパン)の著者で、日本ホリスティックセラピストアカデミー校長の加藤雅俊先生だ。白米の主成分が炭水化物であるのは事実だが、加藤先生によれば、ダイエットを成功させたいのであれば、炭水化物はカットすべき栄養素ではないという。 「炭水化物とは主に糖質で構成される化合物の総称ですが、白米にはその糖質を燃焼させるために役立つビタミンB1が一緒に含まれています。糖質とビタミンB1がバランスよく組み合わさった白米は、エネルギー源として理想的なんです」

加藤先生によれば、糖質を燃焼させるためには、燃焼工場へ運ぶビタミンB1が必要で、これが足りないと代謝が低下し、逆にダイエットにはマイナスに作用するという。ダイエットのために血糖値の上昇を抑えたい場合は、ビタミンB1を含む炭水化物は重要な栄養素となる。ちなみにビタミンB1は水に溶けやすい性質を持っているが、白米の場合、炊飯時に溶け出した栄養分がそのまま米粒に吸収されるため、無駄なく摂取できるのだとか。

もちろん食べ過ぎがダイエットの敵なのは間違いないが、大好きな白米を無理にガマンするよりも、しっかりと食べてたくさん運動することがダイエットの早道といえそうだ。 あなたが知っている体や健康にまつわる噂や風説は? 下のボタンから投稿ください。

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