オトコのための香り活用入門

第3回 男性市場にもアロマの魅力!「香り」がキーワードのアイテム続々

2011.05.16 MON

オトコのための香り活用入門

日本人男性は意外に香り好きだった?



最近、よく見かける「香り」をうたう商品。そんな香りトレンドのなかでも、注目されているのが男性用のアイテムらしい。もしかして比較的高価だったフレグランスや香りのよいボディソープが、“日常品”になりつつあるのかも。

「確かに男性にも、「香り」が好まれる傾向がありますね。これまで日本人男性は、『体臭を消す』ということに重きを置いた“無臭文化”だったんです。しかし技術の進化で機能的なニーズが満たされ、自分なりの香りを楽しもうというマインドが出てきたんだと思います」

こう分析するのは、ユニリーバ マーケティング部の竹下公一朗さん。同社が2007年に「AXE フレグランス ボディスプレー」を発売したところ、今やフレグランスマーケットは2倍に拡大しているという。
香りのよさをうたってシェアNo.1に躍り出た「AXE ボディソープ」。もともとは、「『退屈だ』と答える男性の多かったお風呂の時間を、楽しいものにしたいと開発しました」とのこと。左から、シトラスの「TWIST」。フローラルの「ESSENCE」、グリーンシトラスの「KILO」
「日本人男性は意外に香り好きだったという手応えを掴めましたね。続けて発売した『AXE ボディソープ』の発売当初は、男性用ボディソープで香りをうたったものがほとんどなかったんです。しかし男性用のボディソープでシェアNo.1となったことで、日本人男性が香りをたしなむ土壌は、確かなものになったと感じましたね」

中でも人気の香りは、シトラス系だとか。

「実は男性にウケる多くの香りが、シトラスをベースにしているんです。そこにフルーティやフローラルを足していくわけです。これが女性となると、いろいろな香りがまんべんなく人気なんですよ」

香り文化が広く普及した欧米だと、男性の人気フレグランスはシトラスだけではないらしい。今後日本でも香りの多様化が予想されるそうだ。

では、実際に香りのトレンドは男性市場にどれだけ広がっているのだろう? 日本最大級のシェアを誇り、世界5位の香料メーカー、高砂香料工業マーケティング部の三輪紗弓さんに聞いた。

「ルームフレグランスやシャンプー、アロマキャンドルなど、従来女性に好まれてきた商品が、男性にも広がっています。例えば洗濯柔軟剤で香りを楽しむ男性の数は、女性の数に追いつき始めているようです」

日用品の香りを気にするオトコが増えてきているのだ。その背景には何があるのだろう。

「男女のボーダレス化が進んでいるという見方もありますが、『自分の好きなものを求めたい』という意識を持つ男性が増えてきたのだと思います」

さらに「香りを用いた商品バリエーションは今後、男性市場のなかでも、ますます増えていきそう」との分析も。つまり商品選びの“決め手”のひとつに、香りの要素が加わったということだろう。どうやらこのムーブメントは、一過性のものではなさそう。この機会に“鼻のきくオトコ”になって、お気に入りの香りアイテムを探してみてはいかがだろう。 投稿募集はこちら 皆さんの投稿を募集中!

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