昔の彼女の名前を口走ったり…

秘密漏えいのリスクは? 「寝言」の謎に迫ってみた

2011.05.19 THU



イラスト/牧野良幸
寂しい独り寝で心配なのが、働き盛りの若者にも増えているという睡眠時無呼吸症候群。そこで、寝言が録音できるiPhoneアプリを使ってみた。無呼吸だったらどうしよう、それより、変な声が入っていたら…。ドキドキしながら確認すると、どうにかセーフ。ただし「恐竜が来るから、原稿どうしよう」と寝言が意味不明。

睡眠障害を専門とし『眠りの悩み相談室』の著者でもある粂和彦医師によると「程度によりますが、少しくらいの寝言は異常ではありません」とのこと。とりあえずホッ。しかし、そもそもなぜ寝言を言うのだろう?

「多くの場合、寝言は夢と連動しています。ただ、夢を見るときに必ずしも寝言を言うわけではなく、発生の詳細は分かっていません」

一般的に、環境の変化や仕事によるストレス、強く考えていることなどは夢に影響を与え、それにより寝言の内容も変わると考えられている。それでは、人に言えない秘密を知り、そのことばかりを考えていたら、つい寝言で言ってしまった…なんてこともあるのでは?

「その心配はないでしょう。はっきりした夢の場合、現実的に考えていることを言うことがあります。しかし、夢ですから脈絡はありません。重要な秘密を順序立てて話すようなことはまずないでしょう」

まあ、独りなので秘密漏洩なんて関係ないし…。と思っていたら、独り身だからこその不安があった。

「寝言に加えて身体も動く場合には、レム睡眠行動障害を疑う必要があります。レム睡眠時は体の力が抜けており、夢の中で自分が歩いていても歩き出してしまうことはありません。しかし、この病気は何らかの原因で体の力が抜けず、夢で考えている行動を実際にとったりします。他の病気の初期症状の可能性もあり、注意が必要です」

寝言録音アプリじゃ、この症状はわからない。早く独り寝から卒業だ。いや、録画したほうが早いか。
(コージー林田)


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