身体にまつわる都市伝説 第49回

きちんと役割があるんです。ムダ毛はムダじゃなかった!?

2011.05.30 MON

身体にまつわる都市伝説


体毛はじつは、体内から毒素を排出するために重要な役割を担っている。僕らのデトックスをサポートしてくれる体毛を「ムダ毛」なんて呼んでいたことが、なんだか申し訳ない!? 写真提供/PIXTA
梅雨が近づくにつれ、どんどん蒸し暑さが増している。そろそろ衣替えにも本腰を入れたいところだが、この季節、女子でなくても少々気になるのが、足や腕などのムダ毛である。

とくに筆者は、そこそこスネ毛が濃い。男子たるもの、別にそのまま生やしておけばいい気もするが、日焼け前の肌になびく体毛はなんだかむさくるしいし、濃い体毛が苦手な女子だって少なくないだろう。そもそも、どうしてこんなところにムダな毛が生えているのか大いに疑問だ。

「いえ、体毛には立派な役割があるんですよ。なにしろ、体内に取り込まれた毒素は、体中から生えている“毛”によって、体外へ排出されているのですから」

そう語るのは、『なるほど!食の新常識』(トランスワールドジャパン)の著者で、日本ホリスティックセラピストアカデミー校長の加藤雅俊先生だ。それって一体どういうこと?

「私たちの体には、日常的に至るところから毒素が侵入しています。ヒ素にしても鉛にしても、もともと自然界に存在しているものですから、普通の食生活を送っていても、完全にシャットアウトするのはほぼ不可能なんです。そのため、内臓が毒素を処理して健康を守っているわけですが、じつは体毛はそれらの排出器官としての役割を担っているんです」

最終的に抜け落ちて体から完全に切り離される毛は、毒素を体内から追い出すのにうってつけ。日ごろなにげなく見送っている抜け毛には、じつは有害な毒素が閉じ込められているのだという。ちょっと前、ドラッグ容疑で逮捕された某タレントに頭髪検査が実施されたのは記憶に新しいが、まさにこうした原理に基づいているわけだ。

「とくに脇毛などの縮れた体毛というのは、頭髪よりも短くて抜け落ちるサイクルが早いですから、毒素を追い出すのに適しているんです。男性の特徴として、年齢とともに頭髪が薄くなると、今度はヒゲが濃くなってきたりすることがありますが、これはデトックスするために体がバランスを取ろうとしている生理現象なんです」

う~ん、人体というのはじつによくできている。ムダ毛は決してムダなんかじゃなかったのだ!
(友清 哲)

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