身体にまつわる都市伝説 第77回

1日2食はかえって太る?

2011.12.12 MON

身体にまつわる都市伝説


朝食は消費に向かうエネルギーだから、ダイエット中でも安心して食べてOK。むしろ朝食を抜くと、前日の夕食から摂食のインターバルが長くなりすぎ、体がエネルギーを貯めこもうと頑張ってしまうおそれが… 写真提供/PIXTA
忘年会シーズン突入で、飲み食いする機会が激増するこの時期。ただでさえ、“食欲の秋”に食べすぎて、お腹まわりがちょっと気になっているのに…。

少しでもダイエットしようと、朝食か昼食を抜いてみたりしているけれど、そういえば1日2食はダイエットに逆効果であるともよく耳にする。これは本当なのだろうか? 池袋スカイクリニックの須田隆興先生に聞いてみよう。

「これは、その2食をどういったタイミングでとるかによります。たとえば、朝食を抜いて昼と夜を食べるなら太りやすくなりますし、逆に朝昼を食べて夜を抜くと痩せやすくなるでしょう。現代人はどうしても、朝を少なく、夜をがっつり食べる“逆ピラミッド型”に食事をとる傾向がありますが、ダイエットを意識するなら朝をがっつり、夜を少なくするのがおすすめです」

須田先生いわく、氷河期を生き残った人類は、もともとエネルギーを蓄積するのが上手な生き物なのだという。その特性が、ダイエットに有利にも不利にも働くのだ。

「夕食を夜の21時にとり、翌日の昼まで何も食べなかった場合、15時間近くエネルギーをとらないことになりますから、軽い飢餓状態に陥ります。そうなると、体が必死にエネルギーを貯蔵しようとするため、脂肪が蓄積しやすくなってしまうんです」

また、「食べてすぐ眠ると牛になる」ともいわれるが、摂食から睡眠までの時間が短いと、余剰エネルギーが蓄積されやすくなり、脂肪がつきやすいのだとか。

「逆に、朝食は最もエネルギーが消費されやすいタイミングでの食事といえます。おまけに睡眠中の飢餓状態も朝食によってリセットされますから、やはり朝は抜くべきではありません。基本的に、食後の活動時間が長い朝と昼は、たっぷり食べてもさほど問題はないはずですよ」

つまりダイエットを意識するなら、適度な間隔で食事をとり、なおかつ睡眠間際の暴食を避けること。睡眠を優先し、朝食抜きが習慣づいている人も多いだろうが、体を飢餓状態にしないため、フルーツなどの軽食でも口にしておくべき。

忘年会がいち段落したら、すぐに新年会や歓送迎会のシーズンがやってくる。食の生活習慣を、今から見なおしておこう。
(友清 哲)

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