味噌派? 醤油すまし派?

ご当地自慢!ニッポンのお雑煮

2011.12.28 WED


2011年も残りあとわずか。そろそろ新年の準備をしなくちゃ♪ お正月の食卓に必ず上るものといえば…そうお雑煮です! 調べてみたところ、そもそもお雑煮は新年の豊作や家内安全の願いを込めていただくものであり、その起源は諸説あるものの、室町時代が最有力のよう。

神様へ料理をお供えし、それを一緒にいただくという祭事が原型となり、室町時代に貴族や武家など上流階級の人々の間で“縁起のよい料理”として定着。庶民にまで広がったのは元禄時代のことだとか。もともとが神様へのお供え物だけに、具材にはその土地でとれた最上級の食材を使用。それが日本各地で様々なお雑煮が誕生することにつながったそう。

「関東や甲信越、東北地方では醤油すまし仕立てで角餅を焼いてから煮る、名古屋では醤油すまし仕立てながら角餅を焼かずに煮る、近畿地方では白味噌仕立てで丸餅を焼かずに煮る家庭が多いようです。変わり種が多く見られるのは四国や中国、九州地方ですね」とは、餅料理に詳しい全国餅工業協同組合・本部。

例えば、香川県のお雑煮は白味噌仕立てで、なんとあんこが入った丸餅を使用! ほかにも、鳥取周辺のあずき仕立てのお雑煮や、金糸卵を入れて華やかさに飾る島根のお雑煮、ブリやカキなど具材が豪華な広島のお雑煮など、その土地以外の人にとってはビックリのお雑煮もあるそう。

さらに全国餅工業協同組合・本部によると、最近では中華風やコーン、トマト味のスープに餅を入れていただく、アレンジ雑煮派も多いとか。試しにトマトスープを作り、餅を入れて煮てからチーズをちらしていただいてみると…これがなかなかイケるんです! いつものお雑煮に飽きたら、こんなアレンジ雑煮にトライしてみるのもいいかも♪
(取材+文・佐藤ちほ/Pea Green)

参考文献/『おもち』(全国餅工業協同組合)、『聞き書・ふるさとの家庭料理〈5〉もち・雑煮』(農山漁村文化協会)

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