長時間のPC・スマホ利用が遠因?

「ストレートネック」の恐怖とは

2012.04.05 THU


クッションを使い、背中と背もたれの間に空間を作ることで、キレイな姿勢を保てる(監修/KIZUカイロプラクティック www.chiro-news.com)
イラスト/坂谷はるか
通常のうつとは一線を画す“新型うつ病”。その原因が首にあるとする「日本新型ウツ病学会」の主張が注目されている。会社のクビも怖いけど、こっちの“首”も心配だ! 現代人の首の異変について、KIZUカイロプラクティックの木津院長にお話を伺った。

「首の不調を訴えて来院される方は、ほとんどの人が『ストレートネック』になっています。首の細い女性はもちろん、デスクワークがメインの男性にも多いんですよ」

本来、“首の骨”は7つのパーツが積み上がって、きれいに湾曲する。パソコンやスマホを触ることでうつむきがち、かつ猫背になると、重い頭を支えるため、首が斜め前方に向けてまっすぐ固ってしまう。これが「ストレートネック」だ。

「頭を前後左右に動かすには、7つある首の骨がすべて滑らかに動く必要がありますが、ストレートネックは上の数個程度しか動きません。結果、筋肉が固まり、首肩の緊張や神経の圧迫を引き起こすのです」

さらに、首の骨は背骨や骨盤とも連動している。ストレートネックで首が固まり、猫背の状態が続くと、内臓が下垂して下痢、便秘になりやすい。また、骨盤や背骨が歪めば、足に痺れが出ることも。首に異常があると、全身の不調につながりかねないのだ。

「首が歪むと、脳へ流れる血管を圧迫することもあるんです。結果、頭痛、ふらつき、めまいなどを感じる方も。また、“体が痛い”“違和感がある”という症状が長く続けば、精神状態にも影響し、うつ状態を引き起こすことも考えられますね」

木津院長によれば有効な予防策は3つ。デスクワーク時は図のように、身体に負担のないキレイな姿勢を保つこと。背中や腰を伸ばすストレッチで、こまめに姿勢をリセットすること。それから、運動する時間や歩く時間を増やすことだ。

気分がすぐれない …と思ったら、試しに背筋を伸ばしてみては?

一度専門家に診てもらうのも◎ですよ。
(矢口絢葉/ノオト)


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