親の住宅ローン…、妻の借金etc.

親族の借金は返済義務ナシ?

2012.06.07 THU


「親子ローン」の場合、連帯保証人、連帯債務者でない限り肩代わりする義務はないが、子が後者になっているケースがほとんど。気をつけて!
写真提供/GettyImages
ある日、父がリストラ、おまけにまだ家のローンが残っているという衝撃の連絡が届いた。そして父が言う。「お前、ローン払えないか」。……絶句。でも実家がなくなるのもなんかイヤ。というか、そもそも親が払えなくなった借金を子が払う義務ってあるの?『借金なんかで死ぬな!』などの著書で知られる事業再生コンサルタント・吉田猫次郎さん、教えて!

「結論から言うと、子に親の借金を返す義務は原則ありません。それは夫婦や兄弟も同じ」

たとえばドラマなどで「旦那の借金、どうしてくれるんだ奥さん!」なんてシーンを見ますけど…。

「そんなことを連帯保証人でもない妻や子にしたら第三者請求という法律違反です」

いきなり親子で借金地獄に落ちるなんてことは、ないわけですね。

「ええ。親が借金を返せなくなっても、それは親の問題。子どもには関係ありません。ただし、二つ例外があります。ひとつは自分が連帯保証人の場合。もうひとつは親の遺産を相続する場合です。財産を相続するなら、マイナスの遺産である借金も負わなければならない」

じゃあ、多額の借金をしたまま親が亡くなったら…。

「借金の相続は相続放棄で解決できます。その分、土地などプラスの財産も諦めなければいけませんが。やっかいなのは『親が死去』→『プラスの財産を相続』→『その後、親の隠れた借金が発覚し相続放棄できない』というパターンでしょうか」

しかし、義務はないから知らん顔も罪悪感があります。

「いえ、余裕もないのに親の借金を肩代わりするのはバカ正直すぎる。それは負の連鎖を生みます。親を援助するなら、借金を整理した後、生活資金を援助する方法もある。家を手放しても後で買い戻したり、買い手に貸してもらうこともできる。いろいろ方法はあるんです」

まずは落ち着いて考えるべき、ですね。
(田沢健一郎/ユーフォリアファクトリー)


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