免疫力が高まるとかガンになるとか…

日光浴は体に良いの?悪いの?

2012.07.05 THU


写真は、日本でも人気のあるモルディブのビーチ。スペイン・バレンシア大学の研究チームによれば、ビーチパラソルの下にいても、太陽からの紫外線の約34%はさえぎられずに届いていたという。パラソルの上からの紫外線は防げても、拡散されて横から差し込む紫外線は防げないためだとか。日焼けやシミが気になる人は、パラソルの下でも帽子をかぶったり肌を覆ったほうが良さそうだ
画像提供/Imaginechina/アフロ
夏を迎え紫外線が気になる美肌派の僕。日焼けすると皮膚ガンになりやすいなんて話も聞くけど、家にこもって太陽の光を浴びないのも不健康と言われるし…。実際のところカラダへの影響はどうなんでしょう?

「実は、美容にとってはデメリットに、健康にとってはメリットになるんです」

こう教えてくれたのは、光と健康の関わりについて詳しい、日本光線療法協会の山梨英機さん。

「日に焼けた肌は、正しいケアをしないとシミやソバカスなどの原因になってしまいます。一方、ビタミンDなどの成分は太陽の光を浴びることで体内に生成されるため、太陽の光を浴びないとそれらの成分が欠乏するおそれがあります。ビタミンDは免疫力を高め、ガン細胞を正常な細胞に戻す作用もあるといわれているので、不足するのはあまり好ましくないでしょうね」

ビタミンDはカルシウムの代謝を整える働きもあるので、骨粗しょう症予防にも効果的だとか。とはいえ、紫外線は皮膚ガンの原因になるという話もありますが…。

「太陽光を浴びることで、皮膚ガンのリスクが高まる可能性はあります。特に、紫外線の弱い地域の人が、紫外線の強い国で生活すると、皮膚ガンのリスクが高まるとされています。ただ、日本人が日本で暮らす分には、あまり気に病む必要はないでしょう」(山梨氏)

山梨氏も指摘する通り、紫外線量は地域によってかなりの違いがある。気象庁のサイトによれば「赤道周辺では、日本の本州付近の2倍以上」とのこと。紫外線対策先進国といわれるオーストラリアでは、国をあげて対策に取り組んでいる。

適度な日光浴は健康にプラスだが、環境が変われば条件も変わる。この夏、南の島に出かける人は、十分なケアを忘れずに! 日焼けはほどほどにしておいたほうが良さそうですよ。
(河島ロク/GRINGO & Co.)


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