思わず欲しくなるグッズ!

どんな液体でも動く非常用電池

2012.08.09 THU


NOPOPOは有害物質を一切使っていないので、処分するときも通常の不燃ゴミとして廃棄でき、保管にも気を使わなくてよい。水が切れても、数回程度までなら繰り返し使用できる
もしもの場合に備えておきたい非常用持ち出し袋。水や保存食、防寒シートや医療キットなど、袋に入れておきたいものはたくさんあるけど、欠かせないもののひとつが乾電池。懐中電灯やラジオ、ケータイの充電など、災害時に重要な電気製品を利用するためには、なくてはならないものだ。

ところがこの乾電池、長期間保管していると性能が劣化してくる。メーカーの推奨する保存期間は3年程度で、あまりに長期間放置していると液漏れを起こすこともあるのだ。電池の性質上、仕方ないこととはいえ、もっと保管に気を使わずにすむとうれしいのに。

と思っていたら、そんなニーズにぴったりな電池が登場しました。しかも、なんと「水」によって発電するという不思議なシロモノ。この電池、日本協能電子が発明した「NOPOPO」という製品で、未使用の状態なら20年間も保管可能だそうだ。

使う際は、電池を覆っているフィルムを取り除いて、付属のスポイトで電池の+電極付近に開いている穴から、水を入れるだけ。これで、通常の単3電池と同じ1.5Vの電圧が発生するので、懐中電灯やラジオなどに使用できる。

1回の注水によって発生する電力は、動かす電気製品によって異なるが、懐中電灯なら6時間くらい使用できる。ただし、電流は通常の電池よりも小さいので、大きな電力を必要とする、デジカメなどのデジタル機器は動かないことがある。

さらに驚くのは、注入する液体は水がベースならば、何でもよいという点だ。ジュースやお酒といった飲み物だけでなく、いざというときは唾液や尿でもOK。まさしく非常時のための電池なのだ。

これならば、どんな心配性の人でも安心して保管できますね。ただし、ひとつだけ心配なのは、20年後にも単3電池を使う家電製品自体が残っているかどうか。まあ、それこそ杞憂かもしれませんが…。
(青山祐輔)

※この記事は2011年08月に取材・掲載した記事です

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