支出項目別にリサーチ!

物価の安い都市はどこだ?

2012.09.20 THU


男性の単身世帯での消費支出が最も少ないのは鹿児島県の11万774円。ちなみに、年間収入が最も多いのは、大分県の477万7000円だった
画像提供/アフロディーテ/アフロ
給料が伸び悩む一方、増税など支出は増えるばかり。そこで気になるのが「物価」だ。物価水準の地域差は意外に大きいというが、どの程度なのか? 都道府県庁所在地の水準を「平成23年度小売物価統計調査」で調べてみた。

まず、家計支出に占める割合が大きい“家賃”。賃料(33平方メートル)が最も安いのは、松山市(愛媛県)の3万2730円。東京都区部は8万

9370円なので、約3分の1で済む。住まい関連では “水道光熱費”も馬鹿にならない。同調査の数字をもとに単純計算(※電気120kWh、ガス10立方メートルを使用、水道、下水道は基本料金)すると、最安は甲府市(山梨県)の5678円。東京都区部は6269円なので、約590円の差だ。差額はガス料金の地域差が大半を占める。

次に食費。外食のカレーライスとラーメンを調べたところ、カレーライスは山形市(山形県)の423円。ラーメンは水戸市(茨城県)の400円が最安だった。東京都区部はそれぞれ729円、590円なので、外食1回あたりの差はざっと200~300円。毎日1回外食すれば、月6000~9000円程度の差になる。ちなみに、米5kgの値段は松山市(愛媛県)が1760円で最安。東京都区部は2053円だが、消費量を考えると家計への影響は小さそうだ。

最後に身だしなみ関連。スーツ(秋冬物)は価格差が大きく、最安の金沢市(石川県)は1万939円。東京都区部は2万6545円なので、倍以上の開きがある。ただ、家計への負担はワイシャツのクリーニング代のほうが大きいかもしれない。最安の青森市(青森県)は141円。東京都区部は224円。平日5日分を出すと、1カ月で約1660円、年間で約2万円の差になる。

無論、物価の安い地域は総じて給与水準も低い。物価が安いから住みやすいとも限らない。だが“場所を問わない働き方”も増えつつある今、「移住」という選択肢もあるのかもしれない。
(コージー林田)


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