若手医師の間ではバイトするのが常識だとか

相場は時給1万円!医者のバイト

2012.09.27 THU


宿当直の日給が高額なことや時給1万円と聞くとうらやましいが、実際は仮眠をとる時間もない研修医が多いのが現実。医師の世界は甘くない!
イラスト/ニシノアポロ
高収入な職業の代名詞ともいえるのが「医師」。お金に困ることはなさそうなイメージだが、若手医師の間ではバイトをするのが常識だという。いったいなぜ? バイトなんかしなくても、たくさん稼いでいるのでは…?

「医師免許取得後の2年間は『初期研修医』として適正な給与が保証され、厚生労働省はアルバイト禁止の通知を出しています。ただ、『後期研修医』となる3年目以降は病院によって給与水準に大きな差があるため、アルバイトをする医師もいるんです」(リクルートドクターズキャリア広報・島津英昌さん)

民間の医療法人の場合、給与は比較的高め。都道府県や市立病院も生活に支障のない範囲だが、問題は大学病院だという。

「特に私立大学では、後期研修医の待遇が厳しいところがあるんです。首都圏の大学病院でも月給15万円程度ということは珍しくありません。ただ、これには事情があり、当直のアルバイトをすることで手当が付き、総額としては高くなるよう設定されています」

「当直」とは、通常の診療時間外の特定の曜日に、外来や入院患者の診察を担当するもの。「宿当直」の場合、勤務時間は夜間になる。救急対応の有無や勤務内容によっても給与水準は変わるが、1回の勤務で10万円前後ということもあるようだ。また、患者数が多く忙しい病院ほど高給だという。

「そのほか、日勤のアルバイトもあります。特定の曜日の外来を担当したり、健康診断に同行して診察をしたりと仕事内容は様々ですが、給与は時給1万円が相場です。もちろん経済的な理由だけでなく、将来的に開業を目指す若手医師が、経験を積むために自ら進んで勤務することも多いです」

働く理由は人それぞれだが、アルバイトといっても、患者さんの命と健康に直結する仕事。決して手を抜かず、若手医師にはがんばってもらいたいもの。
(池田香織/verb)


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