座面の高さは身長の1/4程度

目・肩・腰の疲れを防ぐイス選び

2012.11.01 THU


「047RW」(右)と「オムネス」(左)。どちらも、長時間座っていても疲れにくい。値段は決して安くないが、長く愛用できるイスだ
長時間のパソコン仕事で腰痛・肩こりに悩んでいる人も多いはず。せめて家でネットサーフィンをしているときくらいリラックスしたいもの。だけど深夜まであれこれチェックしていると、さらに腰が痛くなったりして…。この症状、なんとかならない?

「ポイントのひとつはイス選びです。座り心地の悪いイスを使っていると、腰痛や肩こりはもちろん首や目の疲れにもつながります。さらに、太ももの裏の血流が悪化することで、しびれや皮膚の変色を引き起こすことも。長期的には、頸椎の自然な曲線が失われ、真っすぐになってしまう『ストレートネック』になるおそれもあります。慢性的な頭痛や肩こりを引き起こし、ときには吐き気やめまいなどの症状が出ることもある『現代病』です」

そう教えてくれたのは、「椅子塾」の主宰者・井上昇さん。同氏は東京都庁の事務用イスなどを設計したイスデザインのプロフェッショナル。でも、座り心地のいいイスってどう選ぶべきなのだろう?

「日本人の体型や骨格から考えると、座面の高さは身長の1/4程度。さらに、座面が後ろに2~3度傾斜しているものが適切です。ハンカチをももの裏に敷いた状態で座り、スッと抜き取れる程度の座面の高さと角度ですね。これなら、太ももから足首にかけて、血流を悪化させずに座っていられます」

では、座面以外のポイントは?

「肘置きは必須。肘置きがあると、肩への負担を14%軽減できるんですよ。座って自然に腕を下ろしたときの肘の高さより、手のひら1枚分くらい下の位置に肘置きがあるものを選びましょう。背もたれは、肘より5cmほど下の骨盤の上部から肩甲骨の下部までをしっかり支えられればOK。ストレッチしやすいよう、肩の部分の背もたれがないタイプがオススメです」

イスの選び方次第で腰痛・肩こりが予防できるなら、見逃せない。早速、お店に探しに行ってみては?
(冨手公嘉/verb)


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