温泉ソムリエがお勧め!

「ご当地ゆるキャラ温泉」が人気

2012.11.25 SUN


「ゆもみちゃん」が温泉観光大使として活躍する草津温泉のシンボル「湯畑」。幅20メートル、長さ60メートル。毎分4600リットルの湯が湧きだしており、ここから長い木の樋を通して湯宿へお湯が送られる。文字通り「湯けむり」が立ち込める天下の名湯だ KEI / PIXTA(ピクスタ)
寒さが身に染みるこれから季節、恋しくなるのが温泉だ。今冬はどの温泉地に行こうか、心躍らせながら逡巡している人も多いだろう。だが、「どうせ行くなら温泉+アルファの魅力が欲しい」なんて声も。“ゆったり”が目的とはいえ、新たな刺激も求めたい。

「そんな人に人気なのが“ご当地ゆるキャラ”のいる温泉地です」
そう語るのは、温泉宿泊予約サイト「ゆこゆこ」広報で温泉ソムリエの資格も持つ笠原敦子さん。昨今のゆるキャラブームはご存じの人も多いだろうが、各地の温泉でも多数のご当地ゆるキャラが活躍しているのだとか。そこで笠原さんに、首都圏近郊で人気の高い「ご当地ゆるキャラ温泉」を3か所セレクトしてもらった。

1.湯河原温泉
○ご当地キャラ「湯河原戦隊ゆたぽんファイブ」
湯河原温泉を発見したといわれる狸をモデルにした「ヒーロー戦隊」。メンバーは、楓太(ゆたぽんレッド)、海人(ゆたぽんブルー)、たん平(ゆたぽん)、さくら(桃色)、小太郎(緑)の5匹。「とにかく愛らしいフォルムがお勧め。戦隊×たぬきの組み合わせが絶妙」(笠原さん)

○行く前に知っておきたい!温泉トリビア
・万葉集にも詠まれた古湯
・湯河原の温泉で傷を治したたぬきが美女に化けて広めた(伝説1)
・奈良時代の僧・行基が流浪者の病を温泉で癒してやると薬師如来が出現(伝説2)
・弘法大師が滝で足を洗ったらその水がお湯に変わった(伝説3)
・江戸後期の温泉番付で「東の小結」に選ばれた
・夏目漱石や島崎藤村など、多くの文人、画家に愛された

2.草津温泉
○ご当地キャラ「ゆもみちゃん」
草津温泉観光大使。サズパ草津をこよなく愛する年頃の女子。好きな芸能人は松山ケンイチで、最近ハマっているのは「UNO」。子供の頃は「湯もみ娘」になりたかったが、現職は「湯もみ」ではなくPR。「名前で妄想する男性もいるかもしれませんが、萌えキャラではありません。萌えとは一味違う色気が魅力的」(笠原さん)

○行く前に知っておきたい!温泉トリビア
・有馬温泉(兵庫)• 下呂温泉(岐阜)と並び称される「日本三名湯」のひとつ
・「日本三大薬泉」のひとつでもある。他の2か所は松之山温泉(新潟)と有馬温泉
・「時間湯」という独特の入浴法が有名。原泉100%の温泉を大きな板でかき回して(これを「湯もみ」という)温度を下げ、号令一下、3分間だけ入浴する
・湯もみは、18ある共同浴場のうち「熱の湯」で見学可能
・江戸時代の温泉番付では当時の最高位である「東の大関」に選ばれた

3 .鬼怒川温泉・川治温泉「KINUちゃん(赤鬼)KAWAちゃん(青鬼)」
○プロフィール
鬼怒川のKINUと川治のKAWAを取って命名された。2月3日生まれ、年齢5歳の双子。身長195cm。赤鬼のKINUちゃんはトラ柄のパンツに金棒、青鬼のKAWAちゃんは鹿の服に稲妻の刀を持っている。趣味は温泉めぐり。「鬼怒川だから“鬼”という安直な設定がいかにもゆるキャラっぽくてかわいい」(笠原さん)

○行く前に知っておきたい!温泉トリビア
・「鬼怒川」の名は、氾濫を繰り返す荒々しい川の流れに由来
・鬼怒川沿いには邪気を払う邪鬼の彫刻が全部で7体ある
・「七福邪鬼めぐり」のスタンプラリーが開催されていて7つ集めると「邪気払いお守り」がもらえる
・川治温泉には「かわじい」というキャラクターもいる
・新撰組の土方歳三が、戊辰戦争「宇都宮城の戦い」で負った傷を川治温泉で癒したとか

いかがでしょう? いずれの温泉地も有名どころですが、意外と知らないトリビアあり、謎のゆるキャラありで、僕らの知らない魅力に出会えそうな予感。この冬は、ご当地キャラを愛でながら温泉に浸かる…なんてシュールな楽しみ方もいいかもしれませんよ。
(目黒 淳)

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