「新成人」ナビゲーター

「飲めない人」の飲み会対処テク

2012.12.26 WED

「新成人」ナビゲーター


すすめられても断るのが一番の対処法。居酒屋でもソフトドリンクはもちろんあるし、ノンアルコール飲料を置くところも増えてきた。飲めなくったって飲み会の雰囲気は楽しめそうです イラスト/PIXTA

飲めない先輩たちはどうしているの?



お酒が飲めるようになると、大人の仲間入りを実感する――とはよく聞く話。20歳の誕生日に「祝杯」をあげた新成人も多いだろう。だが、思わぬ我が身の反応に戸惑った人もいるかもしれない。気分が悪くなった、頭痛がしてきた…楽しみにしていたお酒なのに、心地よく酔えない。なぜだろう?…と。

いわゆる「飲めない体質」の人は意外に多い。日本人や中国人など東アジアには、体内でアルコールを分解・処理できない(もしくは処理する力が弱い)体質の人が一定数、存在する。近年の研究で、遺伝的要因であることがわかってきた。

「遺伝的要因」ということは、「後天的には変えられない体質」ということである。よく「訓練すれば飲めるようになる!」という人もいるが、これは大間違い。「飲めない人」は訓練しても飲めるようにはならない。もしあなたが「飲めない人」なら無理は禁物だし、周りにそういう人がいたら、決して無理強いしてはいけない。

しかし、こうした医学的“常識”が浸透してきたのは、比較的最近のこと。一昔前までは、「訓練すれば飲めるようになる!」「男は飲んでなんぼ」といった誤解と理不尽がまかりとおってきた。筆者も「飲めない体質」ゆえ、無理に飲んだり飲まされたりしてつらい思いをした経験は何度もある。

では、万が一、そんな飲み会に居合わせてしまったら、どうすればよいか? 飲めない先輩たちの『処世術』をご紹介しよう、

●処世術1
初めから「飲めない」と宣言。飲み会はソフトドリンクやノンアルコール飲料で楽しむ

若い時はつい見栄を張ってしまいがちだけど、最初が肝心。「実はまったく飲めない体質で…」と初めから宣言した方がいい。どうしても「飲めない」と言いにくいなら「医者に止められていて…」と言う手もある。実際、先輩たちからはこんな声があがった。

「お酒は苦手だけど、飲み会の雰囲気は大好き。コーラしか飲んでいないのに雰囲気で酔える!」(女性・28歳)、「ソフトドリンクしか頼まないので、料理をガツガツと食べまくる。『若いやつは酒よりメシだよな!』とオジサンたちの反応も上々です」(男性・24歳)。

初めから「飲めない」で通したほうが絶対にいい。筆者の経験からもこれが一番である。

●処世術2
「幹事・勘定奉行」になる

一人だけソフトドリンクを飲んでいると、どうしても居心地が悪い…という人もいるかもしれない。そんなことを気にする必要はまったくないが、どうしても落ち着かないなら、こんな対処法もある。

「飲み会では注文しやすい末席を確保。ひたすら注文のとりまとめや、店員さんの対応をしています」(男性・30歳)、「てきぱきと注文したり、料理を取り分けたりしていたら『キミは気づかいができる子だね!』と上司の好感度がアップした」(女性・26歳)

ちょっと慌ただしいが、「しらふ」であることを逆手にとった処世術ともいえる。

●処世術3
寝たふりをする

時には「飲めない」と言いそびれてしまうこともあるだろう。そんなケースの“護身術”がこれ。飲み会が終わるまで寝たふりしてやり過ごすのだ。いわば飲み会を「途中棄権」する最後の手段だが、似たような対処法として、こんな声もあがった。

「途中で抜け出して、終わりそうな時間に戻っています。仕事の電話でもしてたのかな? と思わせればツッコんでくる人もいない」(女性・27歳)

飲めない新成人の皆さん、大人になると、それによって苦労することもあるかもしれない。でも、ポイントは「飲めないからといって引け目を感じない」こと。遠慮なくソフトドリンクやノンアルコール飲料で盛り上がろう。
(目黒 淳)

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