家の「建て方」、気にしたことあります?

ツーバイフォー、ザイライの意味

2013.02.20 WED


最近、一戸建ての家を建てようとしている友人たちの会話で「ツーバイフォーが…」「いやザイライも…」といった意味不明の単語が飛び交っている。どうやら家の建築方法らしいんだけど…そこでAll About「ハウスメーカー選び」ガイドの田中直輝さんにたずねることに。

「現在、日本の一戸建て住宅の建築工法は主に3つ。木造軸組工法(在来工法)と2×4(ツーバイフォー)工法、プレハブ工法があります。前の2つは現場での作業がメイン。プレハブ工法は工場で屋根や部屋など生産し、現場で組み立てます」

なるほど「ツーバイフォー」「ザイライ」の意味がわかりました。では、それぞれどんな違いが?

「木造軸組工法は昔から伝わる日本の建築方法で、柱や梁を組み合わせて家を建てていきます。長所は柱や梁の素材やサイズなどを調整することで予算内におさめやすいところ。既存住宅の多くはこの工法が取り入れられています。一方、2×4工法は幅2インチ(5.08cm)、厚さ4インチ(10.16cm)の木材を四角く組み立てて作ったパネルで家を建てていきます。パネルが壁となり、面で家を支えるので、強度の点で優れているのが長所ですね」

ただし、壁となるパネルのサイズが決まっている分、玄関や窓を大きく取れないなど、多少、制限が出てきてしまうという。ちなみに木材の厚みが増えると2×6(ツーバイシックス)や2×8(ツーバイエイト)となっていく。耳にしたことがある人もいるだろう。

田中さんによれば、両者とも住宅を建築するにあたって、間取りやデザインなど設計の自由度が高いという。しかし、「人の手が加わる工程が多いので、個々の精度にバラつきが生まれやすい」という短所も。その精度が安定しているのが、プレハブ工法だ。

「システム化された工場で部材ができるので工期も比較的短く済み、品質も安定しています。プレハブ工法には主に木造・鉄筋・コンクリートと素材の違いで3種あり、メーカーによって、つくり方や価格のバリエーションはさまざまです」

とはいえプレハブ工法の部材は、つまりは既製品。土地や自分の希望に合わせ、サイズなどを自由に変えることが難しい。つまり、融通が利きにくいのが泣きどころだ。

「3つとも長所・短所が違うので、よく考え、自分に合った方法を選ぶのが大事ですね」

理想の家を叶えるためにも、まずはそれぞれの建築工法の特徴を理解しておきたいところですね。
(鯨井隆正)

施工者の間で差が出やすい木造軸組工法や2×4工法だが、最近ではコンピューターで設計し、工場で木材をカットしている(プレカットシステム)ので、精度は向上している

※この記事は2011年02月に取材・掲載した記事です

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