スマホとテレビ、PCがリンク?

「DLNA」はどう使うと便利?

2013.04.02 TUE


PCに保存した動画をリビングのテレビで見る場合、ひと昔前ならDVDディスクにコピーし、プレーヤーで再生するという面倒な行程が必要だった。それが最近では、テレビから直接パソコンにアクセスし、すぐに再生することができる。テレビに限らず、PCと自宅内のあらゆるAV機器、携帯電話が相互にネットワークで繋がり、データを共有することが可能になりつつあるのだ。

「ネットワークAV」と呼ばれるこの発想を支えているのが「DLNA」というガイドライン。これはいったいどういう仕組みなのか? All Aboutで「オーディオ・ビジュアル」ガイドを務める鴻池賢三さんによれば「DLNAとは、ネットワーク上に存在する機器の接続やコンテンツの共有を行うためのガイドラインのこと。PCやAV機器、または異なるメーカーのAV機器間でも、DLNAに対応していれば相互に接続することができます。2006年頃から普及しはじめ、今では多くのメーカーがこのガイドラインに沿った製品開発を行っているんです」とのこと。

現在DLNAに加盟しているのは、家電メーカーではパナソニック、ソニー、パイオニア、シャープ、東芝、サムスン電子。PCソフトウェア・関連製品会社ではマイクロソフト、インテル、HP。携帯電話会社ではノキアなど、全部で250社以上。DLNAは世界に名だたる様々なメーカーの製品をひとつにつなげるガイドラインなのだ。

DLNA対応機種同士なら、デジタルカメラを操作するだけで写真をテレビに表示したり、PCに保存した音楽データを別の部屋のステレオから流したり。さらに、リビングのデジタルビデオレコーダーに録画したテレビ番組を寝室のテレビで見たり、携帯電話のデータをクリック数回でプリンターから印刷することもできる。さらにはこんな使い方も。

「最近ではスマホ用アプリや小型のテレビもDLNAに対応した製品が出てきています。近い将来、DTCP-IPというデジタル放送の著作権保護システムへの対応も進むでしょう。そうなると、例えばこれまで電波状況が悪いために風呂でワンセグが見られなかった人でも、スマホや小型テレビで、リビングのレコーダーに録画した番組を見ることができるなど、さらに便利になるでしょう」(鴻池さん)

DLNAのガイドラインは今後も随時拡張し、認定製品はこれからも増え続けるとみられる。今後、家電を選ぶ際は「DLNA」というキーワードに注目してみては?
(榎並紀行)

※この記事は2011年07月に取材・掲載した記事です

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