40代メタボ回避への道

第1回 メタボになりやすい職業って?

2013.04.01 MON

40代メタボ回避への道


どんな業種でも生活習慣病になるリスクはあるものの、その業種ならではのワークスタイルがメタボの要因となることも…。不摂生を積み重ねないことが肝心です。(全国の20~69歳の男性有職者880人によるアンケート調査)

職場環境によってメタボリスクに差がある理由とは?



働き方というのは、職業や職場によって千差万別。例えば、残業や夜のお付き合いの頻度も職業によって変わってきます。もちろん、同じ業種の人が同じ働き方をしているわけではありませんが、ある程度の傾向が読み取れることが、このほど花王株式会社による調査によって明らかになりました。さらに、そんな職場環境の差が、健康やメタボにどんな影響を与えているのかも! 個人差はあるものの、自分の業種にどんな傾向があるのか、気になるところ。早速チェックしてみましょう。

まずは、2012年4月以降に特定健診を受診して、特定保健指導の対象となったと答えた人の全体平均は23%。なんと、5人に1人以上が「メタボ&メタボ予備軍」と診断されていることになります。さらに、業種別に指導の対象となった人の割合を調べてみると、最も多かったのは「金融・保険業」で47.8%。続いて「情報通信業」が31%で、26.8%の「卸売・小売業」と続きます。逆に、対象となった人が少なかったのは16.3%の「運輸業」、17.4%の「製造業」となり、業種によって大きな差があることが分かります。

では、なぜ業種ごとに生活習慣病リスクが違うのか? 背景にあるのが、職場環境や生活習慣の違いです。アンケートでは、「仕事の内容」「喫煙の有無」「ストレスの度合い」「食事の摂り方や時間帯」「飲み会の頻度」「就寝時間」など多岐にわたる項目を調査してみると、業界ごとに大きな開きがあるのです。

例えば「金融・保険業」の場合、次にあげる項目が全体平均を上回っています。
(1)喫煙率…49%(平均31.4%)
(2)昼食の外食比率…25%(平均14.6%)
(3)飲み会の頻度…月1回以上44.9%(平均30.4%)、週1回以上14.3%(平均6.9%)。

また2番手の「情報通信業」からは「金融・保険業」とは別の項目が目立ちます。
(1)オフィスで机に向かって仕事をすることが多い…90.6%(平均52.2%)
(2)ストレスを感じる…71.8%(平均63.8%)
(3)9時以降に夕食を摂る…40.5%(平均30.1%)
(4)平日の就寝時間が24時以降…92.9%(平均69.8%)。

ただ、「メタボ&メタボ予備軍」の多い業界があらゆる点で不健康な生活習慣を送っている、というわけではありません。例えば「情報通信業」の喫煙率は最も低い22.4%。ちなみに「医師・看護師・薬剤師」の喫煙率は38.6%に上ります。ほかにも夜9時以降に夕食を摂る人の割合だけを見れば、メタボ&メタボ予備軍の割合が最少の「運輸業」の人でも40%に上ります。つまり、生活習慣病のリスクとは、複数の要因が積み重なることで増大するということ。仕事柄、どうしても不摂生をしてしまう項目があれば、せめて別の項目を意識するなど、できることから始めることが大切です。

生活習慣病のリスクを下げるには、毎日の積み重ねが大切。例えば、通勤時にエレベーターを使わないようにしたり、1・2階のフロア移動は階段で済ませる。職場で飲む缶コーヒーやお茶をトクホに変えるなど、簡単に続けられそうなことから始めてみてはいかがでしょう? その小さな心がけが、10年後に大きな違いを生むはずです。

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