オフィス、エレベーター、外出時…

緊急地震速報後数秒間ですべきこと

2013.06.06 THU


自分の身を守る準備が整った後は、周囲にも気配りを。来客がいる場合は、オフィス内の安全な場所に避難ができるよう誘導してあげよう 画像提供/アフロ
テレビや携帯電話を通じて、強い揺れが始まる前に警告してくれる「緊急地震速報」。しかし、速報から揺れが到達するまでの時間はわずか数秒~数十秒と極めて短い。限られた時間のなかで身を守るにはどうしたらいいのか? ビジネスマンが遭遇しそうな状況下での適切な行動について、気象庁の広報担当はこう話す。

「オフィスや会議室では、蛍光灯の落下や書棚の転倒などの危険があります。速報を聞いたらすぐに机の下に潜るなど、落下物から身を守れる場所に避難してください」

頭上からの落下物のほか、意外と危険なのがコピー機などの移動式の重量物。地震で激しく動くコピー機でケガをしないためにも、速報後は遠くに離れよう。

次に、エレベーターを利用中の場合。閉じ込められる危険があるため、まずは各階のボタンを全て押して最寄りの階に停止させること。速やかに機外へ出てオフィスと同じく落下物に備えよう。外回りなどで屋外にいる時も、天井からの落下物がないからといって安心してはいけない。オフィス街には、看板や割れたガラスの落下、自動販売機の転倒などの危険がいっぱい。丈夫なビルが近くにあれば、屋外からビル内に避難するのが望ましい。

車の運転中は、速報を聞いても急に速度を落とさないこと。後続車が追突する可能性があるため、ハザードの点灯で後続車に注意を促しつつ、緩やかに速度を落とそう。

しかし、緊急地震速報はあくまでも短時間のデータからの予測。正確性は5~6割程度で、震源に近い場所では速報が間に合わないこともあるという。

「速報を活用するためには、“いざという時の行動”を日頃からイメージしておくことが大切です。オフィスの安全な場所や避難経路などを普段から確認しておいてください」

やはり欠かせないのは日頃の備え。突然の揺れでもパニックにならないよう、平常時こそ地震への意識を忘れずにいたいものだ。
(有栖川匠)


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