実は高かったR25世代の“食”意識!

“弁当男子”が社会を変える!?

2013.09.30 MON


R25世代が日本の農業の将来で最も不安なのは「食料自給率の低迷」
平日のランチはコンビニの弁当、夕食は会社帰りに外食でカンタンに…。忙しいR25世代の日々の食事スタイルには、そんなイメージを持っている人も少なくないのでは? しかし、調べてみると、現実はかなり異なっているようです。

20代・30代の一人暮らしの男女を対象にM1・F1総研が実施した料理の実態調査によると、平日の朝食は、「自宅で自分で作ったものを食べる」という人が男女平均で53.4%となり最多。男性だけでも45.2%と、実に半数近くの人が自炊していることがわかりました。さらに平日の夕食に至っては、70.2%の男女が、「主に自宅で作ったものを食べる」と回答。男性に限定しても、62.8%が「自宅で自炊」派であることが判明しました。どうやら自炊派の若者は、想像以上に多い様子。

また、平日の昼食についてもおどろくべき結果が。平日の昼食を「自分でお弁当を作っていく」という人は男女平均で33.2%で、女性が53.2%と高率ですが、男性も13.2%存在。実に10人に1人が自作の弁当を持っていく「弁当男子」であることが分かります。なお、この「弁当男子」のイメージを聞くと「尊敬する」(81.4%)、「モテそうだと思う」(53.6%)と高評価。特に女性に好イメージを持たれており、「弁当男子」はこれからのモテスタイルかもしれません。

さて、R25世代にとって料理や自炊が身近なものになるに連れ、彼らの“食”に対する意識にも変化が生じているようです。料理を始めてから変わったことについて聞いてみると、「季節の旬の食材が分かるようになった」(56.6%)、「国産の食品を意識して食べたり購入するようになった」(54.5%)など、旬や国産品への意識が高まりを見せており、男女とも料理をする頻度が高い人ほど、男性は特に「弁当男子」ほど、その傾向が顕著に。

しかし、“食”に対する意識の高まりは同時に、“食の安全”や“日本の農業”に対する不安も生み出している様子。「食の安全性に不安を感じる」という人は58.2%、「日本の農業の将来について不安を感じる」という人は78.2%に上りました。後者の理由としては、「食糧自給率の低迷」(71.9%)が挙げられています。

では、こうした状況を受け、彼らは具体的に何かアクションを起こしているのでしょうか? 食料自給率向上のため、実際にどのような行動をとっているか聞いてみたところ、「国産の穀物を優先する」(33.8%)、「地産地消を心がける」(28.4%)など、「特になし」(34.8%)を除いた、65.2%の人が、何らかの行動を起こしていることが判明しました。これも料理をする頻度が高い人ほど、男性は特に「弁当男子」ほど、行動率は高いです。

「自炊男子」などの著作で知られる九州大学の佐藤剛史先生は、「喜ばしい調査結果。意識の高い自炊男子、特に弁当男子は自給率向上のための行動率も高く、日本の農業の将来を救う存在になるかもしれません」とコメント。意外と高いR25世代の“食”意識は、これからの社会を少しずつ変えていくのかもしれませんね。これまで自分の食生活を省みたことがなかったという人は、一度しっかり考えてみてはいかがでしょうか。

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