なぜ税金がかからない? なぜ空港にある?

意外と知らない「免税店」の仕組み

2013.11.27 WED


免税店での買い物は、旅行時の楽しみの一つ。市街の免税店については、沖縄県から出域する旅客が、特定の小売店で購入する物品の関税を免除される「沖縄型特定免税制度」も。観光客などが、空港ターミナル内及び市中の特定の小売店で購入した商品を、沖縄以外の日本国内へ持ち出す際は、一人20万円まで免税される。国内旅行派は、こちらも覚えておきたい! 写真提供/GettyImages
今年もゴールデンウィークが終わってしまった…と思っていたら、企業が節電のため長期の夏休みを検討している、というニュースがチラホラ。この夏の海外旅行を検討している人もいるのでは?

海外旅行時に気になるのが、出国の際、チェックインの後だけに買い物ができる空港内の「免税店」。通常は高い税金がかかっているタバコやお酒が安く買えるのがうれしいけれど、そもそも、なんで税金がかからないのか、考えてみると意外によく分からない。

ということで、東京税関・税関広報広聴室に聞いてみた。

「免税売店は、関税や内国消費税が課税される前の状態のままで、商品を置くことができる特別な場所です。海外に出国する旅客が商品を購入し、外国に持ち出すと“輸出”扱いになるため免税される、という仕組みになっています。そのまま日本に持ち帰れば、量に応じてあらためて課税されることもありますので、ご注意ください」

なるほど、国内で消費しなければ、税金はかからないと。チェックイン後だったら、いったん海外に持っていくことは確実ですもんね。

ところで、秋葉原なんかにも免税店の看板を掲げている店がありますけど、こちらはどんな仕組みなんですか?

「主に海外からの観光客向けのお店で、海外へ輸出することを条件に、免税となります。購入したお店で旅券に輸出免税物品購入記録票等を貼付してもらい、出国の際、購入物品とともに空港等の税関で確認を受ける必要があります」

これは僕らが海外の免税店などで、お土産を買った際も同様。ただし、海外で安く物を買って、日本に持って帰ろうとした場合、「携帯品、あるいは別送品」のうち、「個人的に使用すると認められるもの」に限って、一定の範囲内での免税になるので注意が必要なのだとか。

「入国者一人当たり、酒類は1本760ml程度のもので3本。紙巻きたばこは日本製・海外製それぞれ200本まで(日本居住者)、香水は2オンス(1オンスは約28ml)まで。その他の品物については、外国で買った品物が免税であったかどうかに関係なく、海外市価の合計額が20万円を超える場合には、20万円以内におさまる品物までは免税になり、残りの品物に課税されます。ただこの場合、1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のものは、原則として免税扱いとなり、20万円の免税枠の計算に含める必要はありません」

海外旅行に際しては、出国時・入国時それぞれの免税の仕組みをきちんとチェックして、お得な買い物をしましょう!
(月川碧/blueprint)

※この記事は2011年05月に取材・掲載した記事です

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