ベストセラー作家はここから生まれる?

ライトノベル専門学校は何を学ぶ?

2013.12.04 WED


独学では学べない実践的な指導を受けられることが学校の魅力だが、同じ目標の知り合いを見つける場としても有効だ
「ライトノベル」という小説のジャンルをご存じだろうか。ライトノベルとは話に沿ったイラストが随所に付されたポップなエンターテインメント小説のこと。10代から20代前半に強く支持され、現在ではR25世代や、さらに上の世代までも取り込む人気ぶりだ。その人気は、小説の書き手を目指す人にも波及していて、人気のライトノベルレーベルの新人賞には、毎回なんと5000作もの応募が。純文学の新人賞よりはるかに多い数字だ。

そんな熾烈な競争が繰り広げられるライトノベルの世界だが、その書き手を目指す人のための専門学校があると聞き、取材に伺った。向かったのは、学校法人東放学園映画専門学校(東京都新宿区)の「小説・マンガ創作科」。日曜日に行われたオープンキャンパスにお邪魔した。授業での講師と生徒の密なやりとりはまるで会議のよう。生徒の書いた文章に講師が目を通し、その場で具体的なアドバイスをしていく。6人の受講生に対しての授業だが、一人ひとりの生徒の能力に応じてマンツーマンに近い形で指導が行われている。

授業のあと「小説・マンガ創作科」主任の篠崎繁一先生に詳しいカリキュラムを伺ったところ、「授業は、主に“ストーリーの組み立て方や読者目線の文章の作成”といった実際に書くためのテクニックと、“オリジナリティあるアイデアの訓練”という2本の柱で組まれています」とのお答えが。そんな授業を受けられるなら、ぼくでも小説家を目指せる気がしてきました。

でも、ビジネスマンが会社に通いながら受講することって可能でしょうか?

「ほとんどの授業は日中行われていることもあり、会社勤めをしながらでは難しいと思います。新人賞の最終選考に残ることを目標に細かくカリキュラムが組まれ、授業日程もタイトですから」

なるほど、R25世代ビジネスマンがいざ受講するとなれば、会社よりも小説に専念すべきということですね…。それはハードルが高いかも。でも講師の方によれば、20代後半から受講する熱心な生徒もいるとのこと。覚悟を決めればぼくもまだ間に合うかも!?
(本折浩之/東京ピストル)

※この記事は2010年06月に取材・掲載した記事です

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