温かい飲み物が欲しい冬

冷えに効く「ココア」に注目

2014.01.13 MON


手の甲の表面温度の変化一例(ココアとショウガを摂取)。5分おきに測定し、赤い方が温度が高く、青くなるほど温度は低い(※画像は調査時の一例)
2012年に入り、寒さが本格的になってきた。通勤や外回りから帰ったあとは、ほっこりと温かい物を飲みたくなるもの。そんな冷えた体を温めてくれるものといえば、ショウガが定番だ。「ショウガ紅茶」や「ショウガ湯」など、実際に飲んだことはなくとも、体を温めてくれる代表例として耳にしたことがある人も多いだろう。

しかし最近、ショウガと並び“体を温かくする飲み物”として注目されているものがある。それは意外にも“ココア”だという。ココアについて研究している森永製菓は、ショウガとの比較で、ココアの方が長時間、冷えを抑制する効果があることを発見したというのだ。

だが、ココアといえば以前から冬の定番の飲み物のはず。近年になって冷え抑制との関係が明らかになったのだろうか? 担当者に話を聞いた。

「森永製菓はココアの冷え性抑制効果について第一報を2002年に報告しています。それより前のココアは『ホッとして温まる』ことで人気ではありましたが、体を温めることの科学的根拠はほとんど確認されていませんでした。そこで、実際に確かめようということになり、試験を行ったのです」(森永製菓研究所 研究所技監 亀井優徳さん)

第一報から10年。研究を進めていき、2011年末にショウガとの比較においても冷え抑制効果があることを確かめたのだという。

「冷え性の悩みの代表的な部位が手足などの末梢部であることから、今回の試験では手の甲を測定しました。室内温度は23~24度に設定し、エアコンは微風で風が直接当たらないようにするなど、条件を同じくして検査。その結果、ショウガ飲料の方が温度上昇効果は早く高いものの、ココアの方が温め効果が長く持続することが分かりました」

ショウガ飲料を飲んだ人の体温は10分後に0.7度上昇するのに対し、ココアは5分後に0.4度上昇するのが最高値。しかし、60分経過すると、ショウガ飲料を飲んだ人は2.9度下がってしまうが、ココアの方は2.1度の低下でとどまっている。もちろん、この設定環境下では、何も摂取しなければもっと体温は下がるため、双方とも冷えを抑制する効果は絶大といえる。

ただ、だからといってどちらが優れている、という話ではない。すぐに体温を上げたい時もあれば、長い時間ぽかぽかしていたい時もあるだろう。状況によって好きな方を選ぶのが、賢い飲み方なのかもしれない。

冬の寒さはこれからが本番。体が温まる飲み物を彼女と飲んで冷えを抑制。外のデートも楽しくなるようにしたいですね。

※この記事は2012年01月に取材・掲載した記事です

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