身体にまつわる都市伝説 第132回

目からの紫外線も日焼けの原因に?

2014.07.01 TUE

身体にまつわる都市伝説


目が紫外線を受けると、メラニン色素が増える。サングラスが日焼け予防に効果的なのは事実だったのだ
昔は強面を強調するツールというイメージが強かったサングラスも、今日ではすっかりファッションアイテムのひとつとして認知されるようになった。女性の間で流行っている大きなサングラスなどは、小顔に見せる効果があるそうだが、実はサングラスは美容面での効果もバカにならないと耳にする。

なんでも、紫外線は肌の露出した部分だけでなく、目から受けてもシミの元になるというのだ。これが事実なら、僕たちも今のうちからもっとサングラスを活用するべきだが…。用賀ヒルサイドクリニックの鈴木稚子先生に詳しく聞いてみよう。

「目から紫外線を受けることで、“日焼けをしやすくなる”ことは事実です。これは目が紫外線によってダメージを受けたという情報を脳に伝わり、体内にメラニン色素がつくられやすくなるため。日頃から紫外線を浴びている人ほどこうした反応を起こしやすく、メラニン色素は生成されやすいので、色も黒くなりやすくなります」

鈴木先生によれば、日焼けして炎症を起こしやすい人ほど、メラニン色素が残ってシミになりやすいのはやはり事実だという。

「ですから、できるかぎり美白を目指そうと思ったら、メラニン色素をなるべく発生させないよう、日頃から日焼け止めを各部位に塗り、サングラスで眼球を保護するのがベストなのは間違いありません」

ただしこうした日焼けは、人間が持つ防御機能のひとつである点にもふれておきたい。

「紫外線による細胞破壊は、がんなど様々な異変の原因となります。メラニン色素はそうした破壊から身を守る役割を持っていますから、適度な日焼けというのは健康面では決して有害なことではないんですよ」

美容面では悪者にされてしまいがちなメラニン色素だが、あくまで体を守るためにつくられるものであることも、心に留めておこう。
(友清 哲)

※この記事は2013年1月に取材・掲載した記事です

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