ボーナスの賢い使い方

増税前にオーダーメイドが密かな人気

2013.12.11 WED


いよいよボーナスシーズンが到来。大手企業の今冬のボーナス平均額の増加予想が経団連から発表されたこともあって、少しは期待が持てそうな気配。今から何を買うか悩んでいる人も多いはず。

その一方で、頭が痛いのが来年4月に予定されている消費税増税。まとまった額の買い物をするなら、増税前に済ましておきたいところだ。そんな消費者心理を反映して、例えばビジネススーツ売り場では、「ちょっと高くても、良い物を長く使う」という発想でモノを選ぶ人が増えているようだ。

「増税前の駆け込み需要を感じますね。一度オーダーしたスーツはどれくらい保ちますか?とか、流行に流されないデザインはどれですか?という長く大事に使うことを想定した質問が多い様に感じます」と語ってくれたのは、創業66年の老舗テーラー、花菱縫製で33年もの間、フィッターを務められている渋谷店店長の谷川さん。ちなみにフィッターという仕事はオーダーメイドの最初のステップでお客さんのニーズを隅々まで聴き、不安なことや疑問を解消してくれる、オーダーメイドのプロのこと。

「ボーナスの増加など、景況感の後押しをきっかけに、“長く着られる”、“オーダーメイドすること自体の楽しみ”、“自身の体型にフィットする満足感”といった、付加価値への注目が集まっているのでは?」(谷川さん)。

確かに折角のボーナスの使い道なのだから、ちょっと手間がかかってもプロと相談して納得の行くものを作りたい気持ちはよくわかる。とはいえ、初心者にオーダーメイドはちょっとハードルが高い気がするのだが、初心者でもわかりやすく教えてもらえるのだろうか?

「その点はフィッターにお任せ下さい。一番重要なのは、お客様と仕上がりのイメージをなるべく具体的に共有すること。ですから、雑誌の切り抜きやカタログなど、他社ものだとか、柄が違うなど気にせずにお持ちいただくのがスムーズです」(谷川さん)

えっ、切り抜きとか持っていってもいいんですね。意外と気軽に相談できることがわかって一安心。だが、やっぱり気になるのが価格。オーダーメイドとなると、それなりの値段になるのでは?

「当社は100%国内での縫製にこだわっています。価格で言うと、オーダーメイドでも、実は3万円代からオーダーが可能なので、既製服とあまり変わらない価格から楽しめるんですよ」とのこと。3万円代からなら、なんとかなりそうだ。

また、オーダーメイドの楽しさについてお聞きすると、「オーダーメイドの楽しさのひとつは、見つける楽しさ。生地、スタイルにはじまり、ボタン、裏地、襟型、袖口、ポケット、ベント、パンツなどなど、約3万パターンもの中から、オリジナルな一着をつくる楽しさは、着た時により一層感じることができますよ」(谷川さん)

しかも、オーダースーツなら「仕事とプライベート兼用のスーツが欲しい」とか、「足を長く見せたい」、「なで肩をカバーしたい」など、個人の体型のコンプレックスも、フィッターに相談できるし、オーダーしてから手元に届くまでの3週間のワクワク感も乙なもの。今年のボーナスを機に、オーダーデビューしてみてはいかがだろうか?

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