2013年はこれで食べ納め

東大うどん部「年越しうどん」とは

2013.12.19 THU


これが、東大うどん部考案の「2013年版年越しうどん」だ。7年後の東京オリンピック会場で販売したら人気が出そうですね 撮影/島村 緑
東大に「うどん部」というサークルがある。部員数は約30名で、食べ歩きや実作がおもな活動内容。年越しといえばそばが定番だが、今回はそんな彼らに「年越しうどん」を作ってもらおうと思い立った。

部長の保田侑亮さん(工学部3年生)にうどんの魅力を聞くと、「メニューのバリエーションが豊富なこと。うどんはそばやラーメンと違って、どんな食材や調理方法にもなじむオールラウンドプレイヤーです。あと、なんとなく平和なイメージもあります(笑)」とのこと。

自分たちで作る際は、生地を打つところから始める。天候によって、水と塩の分量を変えたりもするそうだ。2013年を締めくくるにふさわしいうどんとはどんなものなのか。味はもちろん、東大生だけに、高いIQという要素も加えてほしい。

依頼から数日後、部員の自宅にお邪魔すると保田さんと部員たちがそろっていた。

「麺とだし汁は、部員がアルバイトをしている東京・阿佐ヶ谷の『野澤』さんというお店に提供してもらいました。使った具材は、お餅、天ぷら、ナス、椎茸です」

でも、どこが2013年仕様なの?

「具材の頭文字をつなげてみてください」

おも・て・な・し…? おお、滝川クリステル! 日本人の心!

「年越し感はお餅で表現しました。アクセントの桜エビは、脳の働きをよくするといわれる栄養素、DHAを豊富に含んでいます」

予想以上のモノが出てきた。味はどうだろう。食べてみると、おお、美味しい。コシのある細麺と繊細なカツオだし。これに“おもてなし具材”たちが絶妙に絡み合う。

「うどんは高分子素材で、小麦に含まれるグルテンが麺の粘弾性に深く関わっていて…」。

応用化学を専攻する保田さんの解説は続くが、こちらはちょっと難しかった。いやあ、ごちそうさま。皆さんもこの“おもてなしうどん”で素敵な年越しを。
(石原たきび)


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