電気を買い取ってもらえる!

余剰電力買い取り制度は儲かる?

2014.03.03 MON

一昔前まで、馴染みのなかった自家発電。最近では、お湯を沸かすときの熱で発電する熱電併給システムや、ガスを化学反応させて電気と熱を発生させる燃料電池などの新しい発電技術が身近に存在しています。

とくに認知度が高いのは、太陽光発電システムではないでしょうか。注目すべきは、太陽光発電システムの普及促進を狙った余剰電力買取制度。
この制度は、太陽光発電システムで発電された電力が、自宅の消費電力量を上回った分だけ電力会社に買い取ってもらえる制度です。

だけど、電気って、いくらで買い取ってくれるんでしょうか? 経済産業省 資源エネルギー庁  再生可能エネルギー推進室に問い合わせてみました。

「住宅用の太陽光発電システムで、平成23年3月31日までに電力会社へ買取り契約を申し込んでいる場合は1kWh48円で売ることができます。例えば、一般家庭に多く普及している出力4kWの太陽光発電システムの場合、1日に発電される電力は、11kWhほど。その内の4割が消費電力になるので、単純計算すると1日あたりの余剰電力は約7kWhになります」(再生可能エネルギー推進室 担当者)

7kwhということは、1日約340円の売り上げ! もちろん、発電量は日照条件などに大きく左右されるので、あくまで参考程度です。しかし、コツコツ売っていれば、それなりの収入になりそう。

そもそも、太陽光発電システムを普及させる目的ってなんなんでしょう?

「太陽光発電システムは、設置すると自然の力で発電できるので、我が国のエネルギー自給率の向上につながります。また、石炭や石油を使った発電と比べて、太陽光発電は、発電時にCO2を排出しないので、環境面からみてもメリットがあるんですよ」(同)

なるほど。自給率向上や環境問題対策のための制度なんですね。

では、肝心の設置費用は、どれくらいかかるんでしょうか。太陽光発電システムの販売・施行を手がける徳屋の水流添卓さんに聞いてみました。

「うちの場合、1kWの太陽光発電システムの初期費用は55万~65万円くらいです。補助金制度を利用すれば、1kW当たり、国から7万円、都内在住なら10万円の手当てが出ます。補助金を出す市町村もあるので、それらの制度を上手く活用し、なおかつ発電に適した環境なら10~13年くらいで初期費用の採算をとれる計算になります」(水流添さん)

時間はかかるけど、採算はとれるんですね。将来のことを考えたら、それほど高い出費じゃないのかも。水流添さんによると最近は、太陽光発電システム導入済みのマンションも徐々に増えてきているそうです。太陽光発電システムに興味がある人は、まずはそういった物件に引っ越してみては?
(名嘉山直哉/DECO)

※この記事は2011年02月に取材・掲載した記事です

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