デリケートゾーンを洗いすぎると逆効果!

ビデ使い過ぎは雑菌繁殖のもと!?

2014.04.09 WED


快適で清潔な日本のトイレですが、洗いすぎると体に必要な菌まで洗い流してしまうことがあるとは…。清潔にするのもほどほどがいいようですね 画像提供:td.lemon / PIXTA(ピクスタ)
温水洗浄便座についているビデ機能。デリケートゾーンを清潔に保つために使うものだけど、頻度が多すぎるとかえって性器カンジダ症などの膣炎を引き起こす原因になるらしい。その噂の真相を、産婦人科医の宋美玄先生にお聞きしました。

「ビデ機能を日常的に使っている人のほうが、雑菌が多いというデータもあるので、温水洗浄便座はおしりを洗うだけにしておいたほうがいいですね」

なんと! せっかく清潔にしよう使ったところ、逆効果になってしまうとは…。例えば、女性に多い病気として知られる性器カンジダ症は、カビの一種が原因で起こる病気。カンジダ菌は日常的にどこにでも存在している菌なので、普通に生活しているだけでも簡単に感染します。健康な時には膣内に生息しているデーデルライン桿菌が、カンジダ菌の増殖を防いでくれていますが、デーデルライン桿菌が減った時に症状が出るのだそうです。

「ビデで洗いすぎると、せっかくすみ着いたデーデルライン桿菌が流れ出てしまいます。デーデルライン桿菌が減ってしまうと、カンジダ菌などの雑菌がここぞとばかりに増え、おりものが増えたり、かゆみが出るなどの症状が現れる。また、洗い過ぎ以外にも、風邪をひいたり、抗生物質を飲んだり、妊娠するなど何らかの原因で免疫力が低下すると、同じくデーデルライン桿菌が減ってしまいます」

デーデルライン桿菌が減ることによって、カンジダ菌以外にも大腸菌などの身近にある細菌が膣の中で増え細菌性膣炎が引き起こされることもあるそう。デーデルライン桿菌って、私たちの体を守ってくれている大事な菌なんですね!

これらの病気を予防したり、再発を防いだりするためには、洗い過ぎに注意するほか、ストレスをためない、睡眠をしっかり取るなどの基本的な体調管理をしっかりすることが大事。また、がん検診などの際に、これらの雑菌が見つかることもあるそうですが、特に症状が無いなら、すぐに治療する必要は無いのだとか。

もしも、かゆみやおりものが増えるなど、不快な症状が出た時には躊躇せずに婦人科を受診しましょう。誰でも感染する可能性があるこれらの病気。予防をしっかりして、上手に付き合っていけるといいですね。

(相馬由子)

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