話題性、癒やし効果、社内環境など

ヤギ、馬…「企業ペット」の活用術

2014.04.17 THU


廃校を改築、地元産の農産物販売や飲食サービスを行う「のじま スコーラ」(兵庫県淡路市)で飼育されているアルパカ 画像提供/パソナグループ
熱帯魚などの水槽があるオフィスは珍しくないが、近年、犬や猫、はたまたヤギなどの動物を飼う会社がひそかに増えている。彼らの立ち位置は、話題づくり、社内の環境づくりなど会社によって様々だ。

人材サービス大手のパソナグループは、2011年2月に、大手町にある本社に2頭のヤギを社員として迎えた。主な業務は受付・癒やし担当。社屋で暮らしていたが、東日本大震災があったとき“疎開”して、現在は“休職中”。その後同社は2013年7月にアルパカを社員に迎えた。淡路島の地域活性プロジェクト拠点で活動を行っている。

また、アニマル・セラピー効果を狙う企業も少なくないようだ。ペットフードを販売するマース ジャパン リミテッドでは、会社に2匹の猫が暮らしているほか、“ペット同伴制度”もある。彼らは飼い主の足元や膝の上で過ごしているという。

「猫は場所につき犬は飼い主につくといわれているように、同伴制度を利用するのは犬を飼っている社員がほとんどです」(マース ジャパン リミテッド広報室・長谷川一美さん)

現在、制度を利用している社員は10人未満とのこと。しかし制度開始以来、オフィス内にペットがいることで常に人が集まり、コミュニケーションが自然と生まれ、社内に笑顔があふれるようになったという。

新潟県の頸城建工では2011年、敷地内の除草と社員の癒やしを目的に、厩舎をつくり2頭の馬の飼育を試みた。結果的には雪が積もる冬季の飼育が難しく中断、現在は再開するかどうか検討中とのこと。乗馬クラブで馬の飼育経験がある企画室・渡部杏奈さんは次のように話す。

「馬は優しく寛容な動物。体格もよく、触れ合うことでセラピー効果があります」

アニマル・セラピーで生産性向上を目指す企業は今後も増えるかもしれない。
(駒形四郎)


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