身体にまつわる都市伝説 第202回

髪や体は洗いすぎると良くないの?

2014.06.02 MON

身体にまつわる都市伝説


汚れをたっぷり吸着した皮脂膜を洗い流すため、入浴は毎日行うのがベスト。ただし、皮膚の弱い人は保湿対策もお忘れなく 写真提供/PIXTA
気温や湿度が日増しに高くなり、汗をかきやすい男性にはしんどい季節がやってきた。かくいう筆者も人一倍の汗かきで、就寝前の入浴はもちろん、寝汗を流す朝シャワー、さらに発汗の多い時には日中にもう1度と、日に何度もシャワーを浴びることが少なくない。

でも、髪や体は洗いすぎると傷んでしまうと聞いたことがある。なかには頭皮を守るため、洗髪は2日に1度に抑えている、なんて人もいるくらいだ。

かといって、汗をかきっぱなしのまま放置しておくのも衛生面で問題がある。用賀ヒルサイドクリニックの鈴木稚子先生に、適切な入浴頻度について聞いてみた。

「基本的に髪や体は毎日、洗顔は朝晩2回行うのが理想です。日中活動している間に、顔や髪には皆さんが思っている以上に汚れが付着しています。汚れは皮膚にとって刺激物であり、肌荒れの原因となります。就寝前には綺麗に洗い流すべきでしょう」

鈴木先生いわく、付着した汚れが与える刺激は皮膚の老化を促すことになり、就寝前の入浴を怠るのは衛生面だけでなく美容面でも好ましくないという。

「人の皮膚には皮脂膜という、水分と脂分からなる膜があります。これは刺激から皮膚を保護してくれている一方で、汚れを吸着させやすい性質をもっているので、定期的に洗い落とすことが望ましいんです。また、とくに男性の場合、抜け毛を気にして洗髪を控える人がいますが、洗髪中に抜け落ちるような毛は毛髪サイクル上、抜け落ちなければいけない毛。むしろ、いつまでも頭皮に残っていると次の新しい毛の成長を阻害し、薄毛対策としてもマイナスでしょう」

ただし、もともと肌の弱い人や、アトピー性皮膚炎を患っている人などは、刺激の強い石鹸の使用を避け、入浴後にボディクリームなどでしっかり保湿をするなど、適切なケアを行うこと。

そうした自分の体質にあった入浴習慣さえ身につけていれば、日に2度、3度とシャワーを浴びることは、決してマイナスではないという。これからの季節の参考にしてほしい。
(友清 哲)

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