もはや、ギョーカイ人だけの特権じゃない

家庭でも! 「ロケ弁」人気ランキング

2014.06.20 FRI


こちらが、プクプク亭の「ミソカツ弁当」。カツのソースは創業以来のままで、冷めてもおいしく食べられる点を考慮して作っている
TVのバラエティ番組などで「ロケ弁」を目にする機会が増えた。そして、また妙においしそうなのだ。しかし、これを食べられるのは(ロケをしている)ブラウン管の向こう側の人々のみ──。

そう思っていたら、なんと今年4月に家庭でもその味を堪能できる「ロケ弁」直販サイトがオープンしたという。仕掛けたのは「ロケ弁」をめぐる情報発信を目的に設立された日本ロケ弁協会。協会発起人の久高一洋さんは言う。

「4月に東京スカイツリータウンで行われた『ロケ弁フェスティバル』が好評だったことを受けて、サイトの開設となりました。現在扱っているのは、いずれも現場のスタッフへのヒアリングを行ったうえで厳選した人気の6店舗。取り扱い店舗数は、順次増やしていく予定です」(久高さん)

「ロケ弁」を販売する店は、基本的に大口注文しか受け付けていない場合が多いため、これは画期的な“事件”なのだ。ちなみに、5月時点でのサイトでの売れ行き順は、以下のようになる。

人気「ロケ弁」ベスト5
1位 プクプク亭「ミソカツ弁当」(650円)
2位 中華の匠「エビチリ豪華幕の内弁当」(840円)
3位 手作り弁当のマザー「旬魚の甘酢かけと豚バラナムル弁当」(840円)
4位 とんかつまい泉「豚(とん)ヒレ弁当」(950円)
5位 オーベルジーヌ「ビーフカレー」(1080円)

1位は横浜で30年続く洋食レストランの看板メニューで、1日1500食以上出ることもある。俗に言うガッツリ系(ボリューム感がある)で、『アメトーーク!』や『水曜日のダウンタウン』などのバラエティ番組やドラマなどの撮影現場で人気だという。

「2位は絶品のエビチリを筆頭に他のおかずも豪華、3位は家族経営で作るていねいな味が評判の店、4位は肉厚なのにスッと噛み切れるほど柔らかいヒレカツが評判、5位はTV局各社から絶大な支持を得ている欧風カレー専門店ですね」(久高さん)

一方、TV番組制作会社のスタッフにも現場の生の声を聞いた。

「過酷なロケ現場だからこそ、じっくり下ごしらえして味付けされたやさしい味のお弁当が人気です。また、男性芸能人は肉系のボリュームがあるもの、女性アイドルはマクロビ系や雑穀米のお弁当といった具合に好みが分かれますね」

「ロケ弁」の発注は、おもに新人の仕事だ。

「ADは現場のタレントやスタッフからなかなか顔を覚えらませんが、おいしいロケ弁を頼み続けたことで『あいつはデキる』と全幅の信頼を寄せられ、昇格が早まったという話を聞いたこともあります」

腹が減っては戦ができぬ。「たかがロケ弁、されどロケ弁」ですな。
(石原たきび)

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