管理人から言われても断れる?

必ず出すべき?表札のルール

2014.07.16 WED


家の入り口や郵便受けに掲げるものといえば表札。名字だけを記したものから、家族全員の名前を載せたものまで、そのスタイルは様々。ところでこの表札、昨今は一人暮らしの女性を中心にセキュリティ面の不安から出したくないという人も増えているとか。特に問題はないのだろうか?

住宅や不動産に関する問題に詳しい奥綜合法律事務所の西岡毅弁護士は「表札の掲示は特に義務ではありません。掲示しなくても法律的に問題はなく、あくまで個人の自由です」と語る。もともと表札は自分の住まいの目印として、自然に普及してきたもの。特に出さなければいけないわけではないようだ。

とはいえ、賃貸住宅などで大家さんから「表札を出して」と言われたらちょっと断りづらいですよね?

「住人を把握するための1つの手段として、表札の掲示を求められるケースはあるかもしれませんが、強制されるような法的根拠はないでしょう」(同)

たとえばストーカーによる被害など、表札を出すことが大きなリスクになるケースもある。表札を出したくない場合は、理由をしっかりと伝えて意思表示しよう。

「ちなみに、表札を出していた場合、そこに記載されている内容は“公開されている個人情報”という扱いになります。ですので、一般道から見える範囲で誰かが表札から住人の情報を集めたり、住所録を作ったとしても違法性は問えません。もちろん、戸建て住宅の敷地内やマンションの建物内で調べれば住居侵入罪などにあたる可能性はありますが」(同)

なお、一人暮らしの女性の防犯対策として、表札に架空の男性や友人などの名前を書く人もいるようだが、このような行為も特に法的な問題はないという。ただし、様々な誤解を生むケースもあるので注意は必要だが。

ともあれ、ひと昔前はこんなことを気にする世の中ではなかったことを考えると、なんだかちょっと残念なのは僕だけでしょうか?
(河合力)

※この記事は2012年03月に取材・掲載した記事です

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