ニッパー型、直線刃etc. 

進化を遂げる 男の爪切り最前線

2014.07.26 SAT


刃が360度自在に回転する「フレキシブルネイルクリッパー」(787円・左上)。「カーショー ユニバーサルツメキリ」(9450円・左下)は直角に配された刃で足の爪を楽に切れる。刃が直線の「エスティフル 足のツメキリ」(682円・右下。以上3点は貝印)。ニッパー型の「SUWADA つめ切り ミラー L」(1万5750円・右上・諏訪田製作所)
誰もが一つは持っていて、日常的に使用している爪切り。最近どんなものが売られているのかと、ドラッグストアをのぞいてみたら…ビックリ。おなじみのテコ型爪切りだけじゃなく、刃の形や大きさにいろいろとバリエーションがあり、「これが爪切り!?」という形のものもズラズラと並んでいる。一体いつからこんなに種類が多くなったのか。業界最大手の貝印に話を聞いた。

「それは、硬い爪や巻き爪もスムーズにカットできるニッパー型や、足の爪切りに適した直線刃型のことで、弊社では30年以上前からそのような型の爪切りを販売してきました。お客様のより細かな要望に応えるために、バリエーションを強化したのはここ数年です。販路がチェーンのドラッグストアやコンビニなどに変化、拡大し、爪切りがより多くの方の目に留まるようになったことも大きかったですね」(貝印 企画販売推進部部長 兼松徹さん)

全体の形や刃の形状、サイズにバリエーションがあるだけでなく、性別や価格帯別にシリーズ展開をしているため、「現在は貝印だけでも取り扱っている商品は100種類以上ある」(兼松さん)とのこと。刃の向きを変えられて左右の爪を無理なく切れる『フレキシブルネイルクリッパー』などアイデア商品も多く、たしかに選んでいるだけでも楽しい!

一方で高級モデルの人気も上昇中だ。その代表格が、諏訪田製作所のニッパー型爪切り。基本構造は60年以上変わらない、というその製法はすべてが職人の手作業。鍛造、研磨、仕上げまで日本刀同様の工程を経て作られるため、切れ味は段違い。表面が鏡のように磨かれた「SUWADA つめ切り ミラー L」(価格は1万5750円!)など、どれも見た目が美しいのも特徴だ。

「一般向けの販売を強化したのは20年ほど前。切れ味を気に入ってくれた方の口コミから、徐々に売り上げが伸びていきました。道具にこだわりを持つ方が増えたことも、背景にあったのかもしれませんね。爪切りは1人が何個も買うものではありませんが、弊社の爪切りは一度買えば何十年と使い続けられるものですからね」(諏訪田製作所 代表 小林知行さん)

買い換える機会はそうないため、ブームが浸透するのがゆっくりなのかも…。何気なく同じ爪切りを使い続けていた人も、これを機会に自分に合うものを探してみては?
(古澤誠一郎/Office Ti+)

※この記事は2010年7月に取材・掲載した記事です

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