男のエイジングケア/第2回

「日焼け」すると老化がすすむ?

2014.08.07 THU


日焼け止めクリームを選ぶ際は、「SPF」と「PA」の二つに注目。効果の強いものは肌への影響も強いが、藤村さんによれば「それよりも紫外線の方が肌に悪い」とか
街中を歩くだけでぐったりするほど日差しが強い夏の時期。屋外にいた時間が長い日などは、夕方に鏡を見ると顔がうっすら赤く日焼けしているほどだ。男なら多少黒いくらいの方が精悍に見える気もするけれど、筆者の周辺では「日焼けしたくない」と考えている男性が増えているようだ。

「美容に対する知識が向上していることもあって、最近は若い男性も肌を焼くことを好まない傾向があります。そもそも日焼けとは、紫外線のダメージから肌を守るために黒い色素(メラニン)を作り出すという自衛反応で、シミやたるみといった肌の老化を加速する原因そのもの。スキンケアの観点からいえば、男女問わず大敵と考えていいんです」

と教えてくれたのは、スキンケアやメンズコスメに詳しい男性美容研究家の藤村岳さんだ。紫外線ってそんなに怖いものだったの?

「まず、地表まで届く紫外線には『UV-A』と『UV-B』の2種類があり、このうちUV-Bは短い波長の光で、表皮に炎症状態を作ります(サンバーン現象)。もう一方のUV-Aは、肌の奥深くにある真皮にまで達してDNAに影響を与え、シミやたるみなどの老化現象を引き起こします。日焼けは夏の屋外でのみ起こると思われがちですが、我々は部屋の窓際にいても紫外線を浴びているもの。一年を通じて対策するのがベターですが、紫外線の量は5~9月にピークを迎えるので、夏場の対策は特に重要ですね」

女性だったら外出時に日傘をさしたり、腕に日焼けカバーをしたりといろいろできるけど、男性は具体的にどんな対策をすればいいんだろうか。

「もっとも手軽で効果が高いのは、顔や首といった肌の露出部分に日焼け止めクリームを塗ること。日焼け止めには、UV-Bに対する防御効果を表す『SPF』と、UV-Aに対する防御効果を表す『PA』という二つの基準がありますが、盛夏のシーズンにはどちらも上限値のもの(『SPF50+』および『PA+++』)を使うことをオススメします。朝に塗っても汗などですぐに流れてしまうので、外勤の人なら2時間に1回、内勤の人ならランチのときには塗り直すべきです。なお、一気に顔全体に塗るより、少量ずつ手にとって顔のパーツごとによく伸ばすようにすると、顔が白っぽくなるのを抑えられますよ」

ちなみに、紫外線の浴び過ぎは肌を老化させるだけでなく、免疫機能を低下させたり、皮膚がんの原因にもなるんだとか。「毎日こまめにクリームを塗る」なんて面倒くさいけど、将来老けた肌で悩むよりは、今できることをやっておく方がいいのかも。

(呉 琢磨)

※この記事は2012年8月に取材・掲載した記事です

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