高齢者問題が渦巻く中ですが…

何歳まで生きたい? 働きたい?

2014.09.08 MON


「どちらかといえば長生きしたい」と答えた割合では、既婚者は、未婚者よりも約10%多く、その理由は「妻・家族や友人と長い時間を過ごしたいから」がトップ。既婚者は、一人ぼっちの老後より、家族に囲まれて過ごす老後の自分をイメージしやすいだけに、より長生き願望が強くなるのかも 写真提供/gettyimages
長寿大国日本。長生きはおめでたいことのようだが、一方では様々な高齢者問題が浮上している。ところでR25世代の男性は、ぶっちゃけ何歳ぐらいまで生きたいと思っているのだろう?

20~30代の働く男性100人にアンケート調査を実施したところ、一番多かったのは80~89歳(32%)。日本人男性の平均寿命は79.6歳(2009年)なので、「平均よりは少し長生きしたい」という人が多数のようだ。「長生きしたい?」の問いにも65%の人が「はい」と答えている。

ではなぜ長生きしたいのか。その理由として一番多かったのが「色々な経験をしたいから」(53.8%)。宇宙旅行も夢ではなくなった現在、長生きして未知の世界を見てみたいというのは、多くの人の望みなのだろう。

逆に「長生きしたくない」と答えた人の理由(複数回答)は「身体が元気なうちに死にたいから」と「家族など周りに迷惑をかけたくないから」がともに57.1%でトップ。長生きしたい気持ちはあっても、体の自由がきかなくなることや、その結果起こるであろう不都合を考えると、長生きを素直に肯定できない複雑な心情が垣間見える。

そんな長生き否定派の人に「寿命は何歳までで十分か?」と聞いてみると、70代と答えた人が25.7%で最多。80代と答えた人も5.7%いたが、90代以上はゼロだった。これに対して長生き肯定派の人に「可能なら何歳まで生きたい?」と聞くと、90代以上と答えた人が63.1%で一番多かった。

しかしこんなご時世で、老後の生活に不安はないのだろうか? 案の定「ある」という回答が89%で圧倒的多数。具体的には「老後の生活をまかなう貯金がないこと」(40.4%)、「ちゃんと年金がもらえるのかどうか」(29.2%)とお金に関する不安が上位に。それを反映してか、43%の人が老後も仕事をしたいと答えており、理由として一番多いのが「年金だけでは不安だから」(51.2%)と、老後の不安要因とぴったりリンクする。

ちなみに「少なくとも何歳まで働きたいか?」に対する答えは、60代と70代がともに34.9%で一番多かった。もはや定年まで勤め上げればその後は年金で暮らしていける時代ではなくなったと、多くの人が危機感を持っていることの表れなのかもしれない。

様々な不安はあれど、全体的には長生きを望む傾向にあるR25世代。誰もが金銭的に安心して老後を送れる日本になってほしいと願うばかりだ。
(山下陽子/Office Ti+)

※この記事は2010年11月に取材・掲載した記事です

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