日本1周ご当地不思議巡り/第18回

マッサージ好きの意外な県民とは?

2014.09.15 MON


湯治場としても有名な別府の鉄輪温泉へは、名物「地獄めぐり」に訪れる観光客も多い。地獄と呼ばれる8カ所では、温泉を生かした様々な奇観が楽しめる。写真は国の名勝にも指定された「海地獄」
突然ですが、マッサージはお好きですか? 肩こりのひどい著者たちにとって、月に1回程度通うマッサージは、まさに至福の時間。ところで、マッサージが一番好きな県民ってどこなのでしょう?

総務省「平成21年 全国消費実態調査」によると、1世帯当たりの月間マッサージ支出トップ3の都道府県は以下の通り。

1位:神奈川県(338円)
2位:東京都(336円)
3位:大分県(308円)

上位2県からは、忙しい首都圏においてコリに悩まされるビジネスパーソンの姿が想像できますが、3位が大分県とは意外な結果です。大分県民は隠れマッサージ好き?

「ひょっとしたら、マッサージ店の店舗数が多いとか…?」と思い調べてみると、大分県の人口10万人あたりのマッサージ店舗数は50.48軒で、全国15位(平成23年iタウンページ掲載店舗数と都道府県別人口で計算)。特段、多いわけでもありません。ではなぜマッサージ支出が多いのか? どうやらそこには、大分県ならではの土地柄が関係していそうでした。そのポイントは、大分県が全国有数の温泉地であるということ。

環境省「平成20年 温泉利用状況」によると、別府、湯布院など人気の温泉街を有する大分県は、温泉の源泉数・湧出量ともに日本一。人口10万人あたりの宿泊施設と公衆浴場の数は、長野県に次ぐ全国第2位です。さらに、別府・湯布院ともに県中央に位置し、県内最大都市の大分から別府は電車で一駅、車で30分と非常にアクセスしやすい環境。実際、大分市内で聞き込み調査をしてみると、県内の温泉へ足を運ぶ人はかなり多数に上りました。

となると、温泉後に付きものなのがマッサージ。温泉でまったりした後に、思わずマッサージをお願いしてしまう、なんて人も実際、多いのではないでしょうか。あくまで筆者の推測にすぎませんが、実際、大分県の洗練された温泉宿には、必ずといっていいほどマッサージサービスがありました。

著者にとってはなんともうらやましい限りの大分県の環境。こんな原稿を書きながらも、あぁ、また肩凝った…。

※この記事は2012年9月に取材・掲載した記事です

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