身体にまつわる都市伝説 第116回

おしっこの色で健康状態がわかる?

2014.09.22 MON

身体にまつわる都市伝説


脱水症状や肝機能障害など、おしっこの色に何らかの変化をもたらす疾病はたしかに存在する。異変を確認したら、念のためすぐに病院へ 写真提供/PIXTA
男は構造的に排泄中のおしっこを目で確認しやすいため、その“色”が妙に気になるときがある。いつもより色が濃かったりすると、「あれ、どこかおかしいのかな?」と不安になってしまうことも…。

実際のところ、おしっこの色というのは健康状態を反映するものなのだろうか? 新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。

「たしかに、おしっこの色は健康のバロメーターになります。尿検査を請け負う機関のチェック項目には、ちゃんと色調まで記す欄が設けられているほどですから」

須田先生によれば、まだまだ残暑の厳しい季節などは、脱水症状の兆候がおしっこの色に表れることもあるという。

「一般的にいちばん目につきやすいのは濃度だと思いますが、妙に色の濃いおしっこが出て、しかも倦怠感を覚えるときは、脱水症状の疑いがあります。また、黄色味が強すぎる場合は、肝機能障害の可能性が考えられますし、血尿は腎臓から尿道までのルートのどこかに異常が発生しているサインです。いずれの場合も、あまりに症状が長く続く場合は、医師の診察を受けることをおすすめします」

どうやら僕が思っていた以上に、おしっこの色は健康上の重要な情報を含んでいるようだ。珍しいところでは、緑色や乳白色のおしっこが出る症例もあるという。

「緑色のおしっこは、肝機能障害によって表れるケースのほか、ごくまれに緑膿菌による感染症が原因となっているケースもあります。また、乳白色のおしっこは、糸状虫症という、寄生虫疾患によって表れることがあります」

なんだか、どちらもとんでもない病気のようで恐ろしいが、「いずれも非常にレアケース。私も臨床でお目にかかったことは一度もありませんし、R25世代の皆さんはまず心配いりませんよ」と須田先生。

とりあえずこの時期最もケアするべきは脱水症状とのこと。しっかり水分補給して、健康なおしっこを出そう。
(友清 哲)

※この記事は2012年9月に取材・掲載した記事です

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト