身体にまつわる都市伝説 第215回

注意!レモンパックでシミになる?

2014.09.08 MON

身体にまつわる都市伝説


日焼け対策として気にするべきはビタミンCよりもソラレン。日焼けする当日に摂取するのは避けた方がよさそうだ 写真提供/PIXTA
この時期、久しぶりに顔をあわせた友人が、真っ黒に日焼けしていることが少なくない。肌の黒さは夏を満喫した証しでもあり、なんだかリア充ぶりを表すバロメーターのようでもある。

実際、ムラなくきれいに焼けた小麦色の肌は、男女ともに健康的に見えるもの。しかし一方で、シミなどのケアが気になる年頃でもある。日焼けのシミ対策にはビタミンCをたっぷり含んだ柑橘類がいいと聞くけど、これって本当だろうか? 用賀ヒルサイドクリニックの鈴木稚子先生に聞いてみた。

「レモンやオレンジなどの柑橘類には、ビタミンCが豊富に含まれています。そして、ビタミンCが日焼けによって体内に生まれたメラニン色素を排出する作用を持ち、シミを残りにくくするのは事実。ただし、それらの柑橘類には、ビタミンCの他にソラレンという成分が含まれています。ソラレンは光毒性の作用を持ち、紫外線の吸収作用を高める働きがあるため、かえって肌にダメージを与えることになるので注意が必要です」

シミ対策になると思っていた柑橘類が、かえって肌にマイナスの作用を及ぼす恐れがあるとは…。鈴木先生によれば、ソラレンは柑橘類のほか、キウイやキュウリ、セロリといった、一般的に美肌にいいとされる食材に含まれていることが多い成分なのだという。

「この手のフルーツは、朝食のデザートに出てくるイメージが強いですが、ソラレンによるダメージを踏まえれば、日焼けする当日の摂取は避けるべき。ソラレンの作用は数時間で消えますから、前夜に食べるのがおすすめですね」

ちなみに、一時期流行ったレモンパックやキュウリパックも、このソラレンの作用でかえってシミになるリスクが高いと鈴木先生は語る。美肌をめざすのはいいけれど、正しい知識を得ていなければ逆効果になってしまうのだ。
(友清 哲)

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