急な体調のトラブルにも安心!

便利な「置き薬」個人での注文法は?

2014.10.14 TUE


約300年前に富山藩の藩主が始めたとされる置き薬の配置販売業。お客に薬を預けて利用した分だけの代金を徴収するという「先用後利(せんようこうり)」というシステムが受け継がれている 写真協力/富士薬品
「富山の薬売り」としても知られる「置き薬」。「配置販売」という歴史ある仕組みだが、最近この「置き薬」を設置する家庭が増えてきているという。置き薬を扱う富士薬品・販売担当の小林肇さんはこう語る。

「背景のひとつは医療費負担の増加です。病院で治療を受けた際の自己負担額が徐々に引き上げられており、比較的症状が軽い場合は、病院へ行かず薬だけで治してしまおうという『セルフメディケーション』の考え方が浸透してきているのです。また、ケガの応急処置にも役立つ医薬品も同梱されているので、東日本大震災後に注文数が増えてきました」

なるほど。確かに常備しておくと便利そう。僕らが利用する場合、どうすればよいでしょう?

「HPや電話で申し込み後、1週間以内に販売員が自宅にうかがって薬箱を設置します。その後は、3カ月から4カ月に1回の割合で訪問し、薬の補充や料金の徴収を行います。設置される薬については胃腸薬や風邪薬、栄養ドリンク、消毒液など、豊富にある種類の薬の中から、お客様の年齢層や家族構成などに合わせて、薬箱の中身を構成しお届けします」(同社広報・武富由有希さん)

薬の補充や使用したい薬が置き薬のセットに入っていない場合に来てもらうのは無料で、支払う料金は使用した分だけ。未使用の薬でも期限が切れた場合は、新品の薬と無料で交換してもらえるので、管理の手間がはぶける。また、販売員は公的資格を持つ「登録販売者」。ドラッグストアで販売されている医薬品の約95%を販売できる資格(処方箋の内容を調剤することを除く)を持っているので、薬や健康についても知識が豊富で“メディカルアドバイザー”として相談にものってくれるそうだ。

「一つひとつの薬が1日分2日分と少量で構成されているので、今後は1人暮らしのビジネスマンにもサービスを拡充していきたい」と語る小林さん。あらかじめ自宅に設置しておけば、急な体調のトラブルにも対応することができそうだ。
(佐藤大介/メディアム)

※この記事は2012年10月に取材・掲載した記事です

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