約4割が食生活に異常アリ!?

20・30代男性の「偏食白書」

2014.10.23 THU


「味の濃いものを食べようが、忙しくてハンバーガーを食べようが、それはかまわないのです。ただし、『昨日は牛丼だったから、今日は魚定食にしよう』など、バラエティを意識することが大切です」(熊谷教授)
昨夜は牛丼、今日の昼食は焼肉弁当。そういえば、一昨日は生姜焼き定食だったけ…なんて、毎日のように肉ばっかり食べたりしていませんか? 「偏食はよくない」「栄養バランスを考えた食生活を」と頭でわかっていても、外食やコンビニで好きなものばかり選んでしまうのはよくある話です。

そこで、25~39歳の男性300人対象に、食生活における「偏食」傾向について調査してみました(調査協力:アイ・リサーチ 調査時期:2012年9月、ウェブ上にて)。すると、約40%が「偏食気味」を自覚しているという結果に。

理由のトップ3は、「忙しくて食事や料理に時間をかけられないから」(36%)、「好き嫌いが激しいから」(27%)、「バランスのよい食事をとるお金がないから」(18%)。なかには、「きらいな物は食べない!」(28歳)なんて声もありました。

好きなものだけ食べたい気持ちはわかるけど、健康のことを考えるとコワイ気も…。偏食しすぎると将来どうなっちゃうの? 『介護されたくないなら粗食はやめなさい』(講談社プラスアルファ新書)などの著書があり、高齢者をはじめ幅広い年齢層の栄養問題に詳しい、人間総合科学大学の熊谷修教授に聞いてみました。

「当たり前ですが、体に必要な栄養が足りなくなるので不健康な状態になります。しかし本当に恐ろしいのは、若くして身につけてしまった偏食の“習慣”です。年をとってから病気の怖さを知り、健康に目覚めても、偏食の習慣が当たり前になっていると、今度は世間で“体にイイ”といわれるものばかり食べてしまうようになる。これが最も恐ろしい偏食です」

熊谷教授によれば、現在、50歳以上の間ではたんぱく質が極端に不足した“新型栄養失調”が増えているそう。これは、介護が必要になったり、骨折したり、病気にかかったりする危険な状態。その原因の多くは、巷にあふれる体に“イイ食材・悪い食材”の情報を鵜呑みにし、ある食品は避け、ある食品は過剰にとるという偏食を続けた結果なのだとか。

「重要なのは、食品の良し悪しではなく、バラエティに富んだ食事を心がけること。まずは、次の10食品群【肉類、魚介類、卵、牛乳、大豆(大豆製品)、緑黄色野菜、芋類、果物、海藻類、油脂類】を1日の食事でとるようにしてみてください。朝食でパンにマヨネーズを塗って、ベーコンと野菜をはさんで食べ、牛乳を飲めば、4食品はとれます。ポイントは、量より種類を重視することですよ」

ちなみに、アンケート結果を見ると、「(時間がなくて)朝食は抜く」(27歳)、「食事にあまりお金をかけたくない」(39歳)なんてコメントもありましたが…。

「“たかが食事”と侮っているのでは? 食事のための“食材探し”(探索)や“調理”(創作)は、脳を活性化するチャンス。日常的に探索と創作の能力を使っていれば、結果的に話のネタを探す力、創造する力なども伸びていきます。これはビジネスマンにとって不可欠の能力ですよね」

逆に、偏食を続けた人は…もうおわかりですね? 食生活は、健康でデキるオトコになれる脳トレ。そう考えて、まずは10食品を意識することから始めてみませんか?
(矢口絢葉/ノオト)

※この記事は2012年10月に取材・掲載した記事です

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